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道具の不思議な力を育児療育に活かす

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444-1 ▼ 道具は意識を集める

10月に入りました。
2021年もあと3か月。
身体の声を聞きながら、楽しく無理せず歩いていけると良いですね(^ ^)


さて本日は、「道具の力」について。

道具には不思議な力があります。

それは「意識を集める」ということ。

道具を持つと、人の意識はその道具の先まで延びる、と考えてみてください。

444-2 ▼ 道具の先まで意識が延びている

たとえば鉛筆です。

字を書くときには鉛筆の先を細かく動かして複雑な線を引いていくわけですが、そのときの自分の手をよく観察してみてください。
手自体はそこまで動いていないのに、必要最小限の動きを伝えながら、細長い棒の先を、あんなにも複雑に動かしています。
手の繊細な動きが鉛筆の先まで伝わっているからこそできることです。

これが、道具の先まで意識が延びるということです。


意識が延びるということはそこに意識が集まっているということです。

小さなお子さんがお気に入りのおもちゃを持ち歩いたり、傘や棒切れを振り回したり、指でつまんだ小さな物を注視したりするのも、そこに意識が集まっているから、と解釈できます。

444-3 ▼ 日々の関わりに活用

今、何も持たずに腕を大きく回してみてください。
次に、何か細長い物を持って同じように腕を回してみてください。

物を持ったほうが腕が回しやすくありませんか?

何も持たずに腕を回すと、なんとなく手の先が漠然としているのに対して、物を持って回すと、手の末端に意識が集中して、より腕全体が際立って感じられるかと思います。

模倣が苦手なお子さんには、物を持ってもらうほうが模倣がしやすくなるのですが、それもこの「意識が集まる」ことを活用している例です。

「道具が意識を集める」
「物を持つと意識が集まる」

発達段階の幼いお子さんにも当てはまりますので、どうぞ日々の支援や関わりの参考になさってみてください。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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