公式LINEで最新情報発信中! >> LINE登録はこちら

人に対するときと、物や出来事に対するときの違い

目次

272-1 ▼ 人に対するとき、物に対するとき

前々回の記事では、「生きることに目的が持てない」というご相談に対する答えとして「ただ目の前のことを一生懸命やる」という道をご提案したのでした。

▶️前々回の記事はこちら
https://sanrindou-members.com/go/4587/

それを受けて、前回は、人間関係においては、真剣で丁寧な思いで相手に向き合うほど良い影響につながりやすい、ということを書きました。

▶️前回の記事はこちら
https://sanrindou-members.com/go/4599/

だからこそ、目の前のことをただ一生懸命に丁寧にやっていれば、流れが良くなってきて、生きる目的といったようなものも、その流れの中でこそ、いつか見えてくるものがあるだろう、という話なのですが、 ここで一つ大切なポイントがあります。
それは、 【人は、人に対しては丁寧にできるけれど、物や出来事に対しては、、、?】 という話です。

272-2 ▼ 使い終わったボールペンを・・・

わたしたちは、人と1対1で向き合っているときは、その人の話をきちんと目を合わせて聞くとか、適度にあいづちを打つとか、そういう丁寧な対応をします。

でも、そうやって丁寧な対応ができるあなたでも、自分が今持っているボールペンやスマホには、そのくらい丁寧な対応をしているでしょうか。
メモを書き終わったらボールペンをその場に放り出すとか、さっきまで持っていたスマホをどこに置いたかわからなくなるとか、そういうことがありませんか?

これがご自身のお子さんだったら、と考えてみてください。
抱っこしていた子供を用が済んだからってその場に放り出しますか?
子供がどこに行ったかわからなくなったらめちゃくちゃ焦りませんか?

こんなふうに、わたしたちは、人相手にはとてもしないような乱暴で雑な対応を、ボールペンやスマホに対しては平気でしています。
物や出来事に対しては、人に対するようには丁寧にできないことが多いのですね。

272-3 ▼ 人も物も同じ

なぜ物や出来事に対して丁寧にできないかというと、一つは「フィードバックがわかりにくいから」だろうと思います。
療育でも活用される、行動分析学的な考え方をするとわかりやすいですね。

人に対して乱暴な対応をすれば、その相手から敬遠されたり怒られたりして、自分も嫌な思いをするので、自然とそれを避けるようになります。
丁寧な対応をすれば自分がより良く受け入れてもらえるので、自然とその行動が強化されます。
(あまりにも単純化した表現にはなりますが、大きな流れはこういうことです。)

人相手ならこうして戻ってくるフィードバックが、物相手では非常にわかりにくくなります。
放り出されたボールペンはもしかしたら悲鳴を上げたり、ネガティブなエネルギー的な何かを放射していたりするのかもしれませんが、それを感じ取れるほど繊細な人はたぶん相当少ない。
少なくともわたしには全然わかりません。
だからついついボールペンを放り出してしまう。

ここは一足飛びに結論に行きます。
丁寧に関われば良い影響が出るという話は、人と同様、物や出来事に対しても全く同じことが当てはまるのです。
続きはまた明日。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

  • 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
  • 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
  • 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方

ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。

育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。

うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしていただけると嬉しいです♪
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

目次