790-1 一人の子に集中して視野が狭くなるというお悩み
広い視野を持てるようになるにはどうしたらいいか、というご相談がありました。
その方は学童保育にお勤めで、複数のお子さんを同時に見守ることが求められているのに、一人のお子さんに気が向くと他の子を全く見られないとおっしゃいます。
一か所に注意を集中させるのが得意な人、遠くまで眺めるのが得意な人、広い範囲を一度にカバーできる人、いろいろなタイプの人がいますよね。
790-2 見え方のタイプは人それぞれ
どのタイプの人も、他のタイプの人には見えないものが見えています。
注意を集中させるタイプの人は、目の前の子の細かい動作、表情の変化、行動の理由などがよく見えます。
広い範囲を見守るタイプの人は、子供たち同士の関わり合いや位置関係、全体の動きなどがよく見えます。
どちらも大切な視座です。
ある一つの見方ができないからといって、それを残念に思う必要はありません。
自分にとって得意な見方を活用することを考えれば良いと思います。
790-3 自分の得意を活かす
たとえば一か所を見ることが得意な人ならば、広く見ようとするより、「見ている一か所を増やす」と考えたほうがスムーズです。
点を見ることが得意な目は、そもそも面を見ることには向いていない(とっさにはできない)ので、点を増やしていくことで広い面をカバーしてみましょう。
ご相談者様にはもっと具体的にお伝えしておりますが、ブログではこのあたりで。
身体の原理原則から見ると、身体レベルでの自分の特徴の活かし方はたくさんあります。
すべての人が、自分の得意を活かし合って生きていけると良いなあと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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