758-1 文章を書けない子への支援
文章を書けない子がいます。
作文や読書感想文といった大作はもとより、「今日は〇〇をしました。楽しかったです」といった、ちょっとした感想文やまとめを書くのにもつまずいてしまう子もいます。
学校では、この “ちょっとした” 文章を書く機会がとてもたくさんあります。
さっと書ける子にはどうということもない場面ですが、そこに毎回つまずいて、負担感を膨らませている子もいるかもしれません。
文章が書けないことの裏に大きな課題が隠れていることもありますが、多くの子は、ちょっとした支援でつまずきが解消され、格段に書きやすくなります。
758-2 よくあるつまずきのポイント9つ
支援のためには、その子がどこでつまずいているのかを見極める必要があります。
たとえばよくあるつまずきのポイントはこういったところです。
- 字を書くこと
(字を思い出せない、書くのに時間がかかる) - 語彙力
(思うことを表現する言葉が足りない) - 内容を思い起こすこと
(テーマに沿って関連することを思い出せない) - 内容を取捨選択すること
(頭に浮かんだバラバラな情報をまとめられない) - 書き出し
(まず何を書くのか出だしでつまずく) - 主語・述語などの文章構造
(意味の通じる一文を書けない) - 書き言葉
(話し言葉では話せても書き言葉に修正できない) - 文章の構成
(何をどんな順番でどのくらいの量書くか) - それ以外
(書いたものを人に見られるのが恥ずかしい、大人に指導されたくない、等)
758-3 どこでつまずいているか見当をつけるだけでも効果的
どこでつまずいているか見当をつけるだけでも、大人の関わり方も変わってきますね。
次回は、この中のいくつかについて、支援のヒントをお伝えします。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
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