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時計・時刻・時間の指導のポイント

目次

504-1 ▼ 時計の学習

時計の学習に苦労するお子さんは少なくありません。

普通級に在籍する、特に困りのないお子さんでも、高学年になっても時計の読み方があやふやということも結構あったりします。

学習の単元としては、1年生で時計の読み方(時刻)、2年生で日・時・分までの時間の単位、3年生で単位に秒が入ってきて、簡単な時刻と時間の計算を学習します。

時間は生活に密着した考え方でもあり、速さの学習や他教科の学習にも関わってくるため、影響力の大きな単元です。

無理をする必要はありませんが、年長さん頃になったら就学準備として、時計に親しみを持てるようにしてあげるのも良いですね。

一日に数回、時計を見ながら一緒に現在時刻を確認するだけでもだいぶ違うと思います。

504-2 ▼ 何時間何分?の教え方

「午前11時42分から午後5時18分までは何時間何分か」といった問題は、特に計算の手続きが複雑で、苦手なお子さんが多いですね。

計算手順は以下の通り。

1.午前と午後をまたいでいるか確認
2.またいでいるなら24時間制に変更
3.最初の時刻の分とあとの時刻の分はどちらが小さいか
4.あとの時刻の分が小さければ1時間繰り下げる

文字で説明すると余計に複雑に見えますが(^ ^;)、24時間制、60の単位で進む数というシステムを理解した上で、計算の手順を一つずつ踏んでいけば大丈夫です。

教えるほうも根気よく、焦らず練習していきましょう。

504-3 ▼ アナログ時計の罠

時計の学習では教具としてアナログ時計がよく使われますが、実は、アナログ時計は結構難しい存在なのです。

というのは、わたしたちは左から右に向かって数字が大きくなっていく表象を持っているからです。

円形の時計の下半分はそれが逆転しているので、概念的に捉えづらいのですね。

時間の概念的な理解が弱い子には、0時から24時までの時間を左から右に書き並べた数直線を使って学習したほうが、時間経過をイメージしやすいことがあります。


文字数の関係で駆け足で書きましたが、指導のご参考になれば。
より個別具体的なご相談はどうぞオンラインセッションまで(^ ^)


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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