354-1 ▼ 悩みを相談するときの2つのパターン
人が誰かに悩みを相談するときの傾向は、
「自分がよく知っている相手だからこそ話せる」
「自分のことを全く知らない相手だからこそ話せる」
という、2パターンに分かれます。
前者の場合は、赤の他人に自分の内面をさらすなどとんでもない、お互いによく知り合って信頼関係のある相手だからこそ深いところまで話せる、と感じます。
後者の場合は逆に、よく知っている相手に自分の内面を話すなんてあり得ない、恥ずかしいし困惑するし、いっそ自分のことなど何も知らない相手に話して、話し終わったらその後は二度と会わないくらいのほうがいい、と感じます。
あなたは、どちらですか?(^ ^)
354-2 ▼ 信頼
人が誰かに何かを話すというとき、そこには必ず 【 信頼 】 があります。
この相手ならば自分の話を聞き取ってくれるだろう、あるいは聞き捨ててくれるだろう、という信頼。
そして何より、自分自身への信頼です。
人は生まれた瞬間から、自分の快不快や欲求や感情を誰かに訴え、それを汲み取ってもらうことを通して、自他への信頼を育みます。
大人になると、自意識の壁が立派に成長して、赤ん坊のように素直に泣いたり笑ったりはできなくなりますね。
(それが悪いわけではなく、それも一つの大切な変化です^ ^)
でも、その壁の奥には、生まれ落ちた瞬間から育まれ続けた「信頼」が、きっと温かく息づいています。
354-3 ▼ きっと伝わります
もしあなたが何かに悩んだり、誰かに何かを伝えたいと思ったりしたときには、あなたが他人に優しく誠実な人であるほど、まっすぐにものを言いづらいかもしれません。
相手に迷惑がかかるのではないかと思ったり、こんなことを言って笑われないか、受け入れてもらえるか、理解してもらえるかと勘ぐったり、こんなことは言っても無駄だろう、誰にもわかってもらえないだろうと諦めたり。
そういうときこそぜひ、「信頼」を思い出してください。
赤ん坊が全身全霊で泣いて自分の意思を訴え、大人はそれに心をこめて応える、その間に流れる信頼を思い出してください。
人の中にある信頼の濃淡はさまざまです。
無条件で世界を信頼している人もいれば、なかなか一歩を踏み出せない人もいます。
だから、不安に思う方のお気持ちはとてもよくわかります。
でも、きっと伝わりますから。
安心して、誰かに話してみてください(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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