291-1 ▼ 勝敗受容が苦手です
夕食後に家族でカルタをしました。
実はわたくし、いい年をして、勝ち負けのあるゲームが大の苦手です。
いわゆる勝敗受容というものが全然できないタイプです。
小さい頃からずっとそうで、ゲームに負けては泣き叫んだり、世の中を恨んだりしていました。
周囲も困っていましたし、自分自身でも勝ち負けのあるゲームを楽しいと思ったことは一度もありません。
今では仮に負けてもさすがに泣きはしませんが、やはり心中穏やかではいられません。
それがわかっているので、勝ち負けという概念からは意図的に距離を取るようにしています。
仕事でやむなく勝ち負けのある何かに関わらざるを得ないときは、心をガラスケースに入れて、勝負に没入しないようにしています。(-_-)
291-2 ▼ カルタが楽しめるようになってきた
カルタのようなごく単純なゲームならば少しずつ純粋に楽しめるようになった、というのがここ数年のことです。
今まではカルタも(負けたくない)という気持ちが強かったので全く楽しいと思わなかったのですが、(負けてもまあいいや)と思えるようになってみると、カルタというものも案外と楽しいものですね。
何十年越しでようやく、ゲームの楽しさを味わえるようになってきたもので、今回はつい本気になりすぎて、大人の全力でカルタをしてしまい、子供に圧勝して子供を泣かせてしまいました(^ ^;)
大人げない!(文字通り)
勝負ごとの受け取り方に関しては、わたしも小学生と同レベルです。
291-3 ▼ 変化のタイミングを待つ
療育の対象になるお子さんの特性は色々ありますね。
勝敗受容しかり、考え方の癖しかり、行動のこだわりしかり。
いつになったらそれが楽になるのか、生きやすくなるのか、と親御さんは心配されることでしょう。
いつ、どんな風に楽になるのかは、実際のところ、誰にもわかりません。
もしかしたら学校を卒業するくらいには軽くなっているかもしれないし、大人になってもずっとそのままかもしれない。
練習をすれば改善するかもしれない、練習の場ではうまくいっても実際の場ではやっぱり乱れてしまうかもしれない。
人の感情のコントロールはそんなに簡単なことではないですよね。
でも、人生の帳尻は、きっといつか合うときが来るのだと思います。
わたしも、人生の後半戦に入ってようやくカルタを楽しめるようになってきました。
(楽しめるのはまだカルタどまりで、たとえばオセロくらい複雑なゲームになってくるとまだダメです)
日々の関わりは丁寧に続けていただきつつも、成果に関しては、そのくらいの長い目で、お子さんのタイミングを待ってあげていただけたらなと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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