276-1 ▼ 新聞紙で刀を作る
拙宅の子供が学校からいただいてきたチラシの中に、「おうちにあるものでじぶんだけの刀をつくろう!」という記事がありました。
鬼が出てくる例のアニメの影響でか、刀に対する情熱が盛り上がっているようですね(^ ^)
簡単に言うと、
- 新聞紙を5枚重ねてきつく丸めてテープで留める(刀本体)
- 新聞紙を2枚重ねて斜めに丸め、平らにつぶして、1の棒に巻き付けてテープで留める(刀のつば)
- ビニールテープ、折り紙、アルミホイルなどで好きなように装飾する
という感じで制作します。
276-2 ▼ 巻く動作は案外難しい
この刀、大人が作れば簡単にできると思いますが、小さなお子さんにとっては、「新聞紙を丸める」というのはなかなかの難題です。
特に、「きつく巻く」「端を揃えてきれいに巻く」、というのはかなり難しい。
巻く動作をやってみていただくとわかると思いますが、大きな紙などを巻くときは、両手の指をすべてバラバラに動かしながら、手のひらから手首にかけて微妙にこちょこちょと動かしていくことになります。
それぞれの指と左右の手を別々に動かし、しかも巻く対象物の柔らかさに合わせて柔軟に動かす必要があります。
強くやりすぎれば紙がつぶれてしまうし、ゆるくやりすぎれば端から巻いた中心が飛び出してきて全体が崩れてしまいますよね。
難易度がある分、ある程度手先が使えるようになっている発達段階のお子さんにはとても良い練習になると思います。
276-3 ▼ 難易度の調整の仕方
最初は弾力や厚みのあるもので
巻く練習としては、最初のうちは、紙よりも、ヨガマットのようなある程度の厚みと弾力のあるもののほうが巻きやすいと思います。
壁掛けカレンダーのような厚手の紙も比較的巻きやすいでしょう。
紙がずれることへの対策
今回のチラシで紹介されている刀は、新聞紙を複数枚重ねて巻くことになっているので、紙がずれないように巻くのが難しいかもしれません。
きっちりやらないと気が済まない子、失敗することが苦手な子には、ちょっとくらいずれても大丈夫、とか、あとでビニールテープで巻いてしまえば目立たなくなるから大丈夫、とかといったような声かけをしたり、巻く前に紙同士をテープで固定したりして、気楽にチャレンジさせてあげられると良いですね。
楽しむことが大事
巻くのが難しいお子さんには、刀の部分は大人が作ってあげて、装飾だけ楽しんでもらうのも良いと思います。
紙を巻くことができなかったガッカリ感で終わるよりも、できることを楽しめたウキウキ感で終わるほうがずっと良いですね。
楽しかった!という記憶は、いつかお子さんの心と身体が(ちょっとやってみようかな)と思えたときの、何よりのエンジンになってくれます。
大人の巻く動作を見せてあげたり、手を添えて少しだけ一緒に巻いたりするのも良いでしょう。
そして、できあがった刀は、くれぐれも扱いにはお気をつけて・・・
こんなものを子供たちに持たせたら、、、それはもう振り回すしかないですよね(^ ^;)
遊ぶ場所や遊び方に注意して、子供も大人も楽しく遊んでいただければと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
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