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目標は守るものではなく、〇〇するもの

こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、230通目です。

目次

230-1 ▼ 「今」に乗るのが一番良い

昨日は、目標は守る必要なんてない、目標を守るという考え方自体が勘違いしている、と書きました。

本日はその続きから。

わたしたちの身体は一瞬ごとに変化しています。
時間の流れを、わたしたちは便宜上、過去といい、現在といい、未来といっていますが、実際に味わうことができるのは「今」だけで、過去と未来を見ることはできません。
わたしたちの生活は、「今」の無数の連続で成り立っています。

身体の原理原則から見ると、その「今」に乗っていくことで、人は一番良い力を発揮できます。
(簡単なワークで体感できるのですが、文章で読むとピンと来づらいだろうと思います。でも今はひとまずそういうものだと思っておいてください。)

つまり、過去の自分や未来の自分よりも、いま現在の自分の在り方を大切にしてあげるほうが、より自分本来の力を発揮できるということです。

230-2 ▼ 目標を立てる理由

目標を立てた自分は、立てた瞬間に過去に変わります。

過去の自分よりも、今この瞬間の自分の在り方に乗っていくのが良いのですから、すなわち、過去の自分が立てた目標に、今の自分を無理やり従わせる必要はないということになります。

だったら目標なんていらないじゃないか?と思うかもしれないのですが、目標はやっぱり必要なんですね。

何のために目標を立てるのかというと、

【一歩を踏み出すため】

です。

車にはエンジンが、風車には風が必要であるように、およそ機関というものは何らかの推進力がないと動きません。
人の場合も、目標をセットして心身の認識をその方向に向けることで、一歩を踏み出しやすくなります。だから目標はやっぱりあったほうがいいんですね。

230-3 ▼ 目標とは、使って行動するためにある

たった一歩でも踏み出せば、それ以前とは違う景色が見えます。その新しい景色から見ると、かつて立てた目標がそぐわなくなることも大いにあり得ます。

そうしたら、「一歩踏み出して変化した今の自分」として、また新しい目標を立てればいいのです。
そしてまた一歩踏み出して、それを繰り返して少しずつ前進していけばいいのだと、かつて整体の師匠は教えてくださいました。

目標や抱負とは、麗々しく額に飾って仰ぎ見るようなものではなく、どんどん使って、使い捨てにしていくくらいでいいのですね。使って、変わったら、変えればいいんです。

もちろん、人生の志だとか、企業の経営理念だとかといったような、一度決めたらそうそう変わらない目標(の一種)もあるとは思います。
でも、わたしたちが毎日の推進力とするための目標は、もっとカジュアルで実用的な存在であって、「守るもの」ではなく、行動を起こすために「使うもの」と捉えてあげるといいと思います。

そうしてみると、目標を立てること、その実現を目指すこと、行動することについて、また違う世界が見えてくるのではないかなと思います。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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