ゲーム中に罵る息子
拙宅の息子はゲーム中に口汚く罵ることがしばしばあって、母はこれが大嫌いです。。。
あの手この手で説得して、最近は多少は軽くなってきた、、、かも、、、?
ですが、今日も彼はゲームに罵倒を繰り返し、母は思わず「うるさいなあ」とため息をつきました。
すると息子は
「うるさいって言わないでよ! 抑えてるんだから!」
と怒りました。
・・・え? あれで抑えてたの? ( ºΔº )
と思ったのはともかくとして笑、ナルホドと気づいたのは、
本人が抑えていると思っているのに、母がその逆の方向性に言葉を投げたので、本人の気に障った
という事実について。
現在地を認識するだけでいい
人の心身は、現在地を認識してあげるだけで、自然と本来あるべき方向に進む力があります。
それは、傷口が自然とふさがって治っていくのと同じ力です。
ですから、親が子供の言動をどうにかしたいと思った場合、
〜〜しなさい
〜〜をやめなさい
などと強制する必要はなく、
あなたは今、〜〜ができているね
と、現在地をなぞってあげるだけでよいのです。
母が息子に言うべきだったのは
従って、わたしは、息子の罵倒に対して、「今は声を抑えていたね」と言うべきだったのですな。
そうすれば、彼の努力を承認し、彼がより穏やかに健やかにゲームと向き合う姿勢を応援することができたことでしょう。
(でも、そうは思えなかったので、声かけを失敗しました笑)
現在地を認識するには、本人の心がどちらに向いているか、どう変化しているかをよく観察する必要があるなあと、改めて痛感しました。
同じ「罵声を口にする」という事象も、本人が抑制した結果の罵倒なのか、感情が爆発しての罵倒なのかで、現在地の向きが微妙に変わるのですね。
この観察を間違うと、かえって相手を逆撫でしたり、馬鹿にされたような気にさせてしまったりもします (今回はそれがよくわかりました!) 。
自分の現在地を認識したいときは
もちろんこれは大人も同じで、自分の現在地を正しく認識してあげれば、それだけで心も身体も溶けていきます。
自分の本来あるべき方向に進みたいと思ったら、バランスセッションにどうぞ。