940-1 学校教育を批判する声
学校教育について、いろいろと批判が強まっています。
こんな教育はダメだ! 全部ぶっ壊して変えるべきだ! といった、強硬な論調も珍しくありません。
学校教育には実際、変えるべきところはあると思います。
学校がこういう仕組みでなかったら、この子はここまで困らなかっただろうに、という事例もたくさん見聞きしますし、
親御さんにも、こういうところをもっとこういうふうにしてほしい、ここを変えてほしい、といったご希望はたくさんあるでしょう。
940-2 そこにいる人たちを忘れてはいけない
でも、学校を批判するときには、いま現に学校現場で奮戦されている先生方、学校に通っている子供たち、その保護者たちの気持ちを忘れてはいけないと思います。
外野から否定されれば、今まさに現場にいる人たちは、居心地の悪さを味わうことになります。
それはちょっと思いやりの欠けたやり方ではないかと感じます。
強く声を上げるからこそ、政治が動いて、仕組みが変わっていきます。
だから、声を上げることは必要です。
同時にその一方で、わたしは、「今ここにいる人たち」に、現場にある楽しさや喜びを見つけていただくお手伝いをしたいなと思います。
940-3 喜びや楽しさを見つけることが次への一歩
身体の原理原則では、「違和感」「現在地」のどちらも大事です。
違和感があるからこそ、より良い立ち位置に向かって行動できます。
現在地をしっかり認識し、楽しむからこそ、行動の芽が生まれます。
どちらも欠かせないのです。
学校に不満はあっていいと思います。
でも、学校があったからこういうことが学べたとか、こういう体験ができたとか、何か気づきや学びや、喜びや人生の糧につながるものがあるはずですよね。
まずはそこを大切にしていきませんか。
明日の一歩は、きっとそこから始まるのですから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。