884-1 傾いても戻る
先日、乗っていた電車に急ブレーキがかかりました。
乗客はみんな、倒れないように踏ん張ったり手すりにつかまったりします。
中に一人、小さなお子さんがいて、その子は踏ん張るのが間に合わず、身体がよろけて吹っ飛んでいきそうになったのを、親御さんがつかまえて事なきを得ました。
このように、人の身体は、傾いたときに元に戻ろうとする力があります。
電車が揺れても倒れないでいられるのもその力のあらわれです。
つまずいて転びそうになったとき、何かにぶつかりそうになったときなどに、上手によけたり身体を支えたりする力にもつながります。
884-2 練習にはそり遊び
この力は、身体の傾きや速度を感じながらバランスを取る練習をすることで育まれます。
たとえば、そり遊び。
段ボールやバスタオルに子供を乗せて、大人が引っ張ってあげましょう。
加速度の感覚に対応したり、倒れないようにお腹に力を入れてバランスを保ったりする練習になります。
座って、うつぶせ、あおむけなど、いろいろな姿勢で楽しんでみましょう。
大人が引っ張る速度や方向をランダムに変えてあげるのもお勧めです。
あまりなめらかに滑る道具よりは、地面と摩擦が起きて抵抗がかかるような物のほうが向いています。
884-3 こんな子に特にお勧めです
屋外で元気いっぱいに飛び回って遊ぶ子なら、特別な練習をしなくても心配ないと思いますが、
- 全身がぐにゃっ、ふにゃっとした印象の子
- 物静かで屋外遊びや全身遊びを好まない子
- よく転ぶのでちょっと気になる子
- 強いスピード感が苦手な子
などには、ぜひお勧めです。
何度もやると大人はちょっと疲れますが(^ ^)、子供たちは「もっともっと!」とせがんで止まらなくなるくらい、きっと楽しんでくれると思いますよ。
次の週末にでも、ご家族でどうぞ!
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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