960-1 レモン実験にチャレンジした小6チーム
小学校6年生の男の子3人のチームが、「レモン実験」に取り組みました。
実験は、レモンを3個用意して、
一つには罵詈雑言や意地悪な言葉をかける。
一つは無視する。
一つには優しい言葉をかける。
このように扱いを変えて、様子を観察するというものです。
辛抱強く実験を続けた一カ月半後には、レモンに驚くべき変化が出ていました。
960-2 一カ月半後のレモンの様子
罵詈雑言を浴びせたレモンは、全体がカビで覆われて、腐ってしまいました。
無視したレモンは、外側の見た目はそう変化はありませんが、切ってみると、熟しきった果物のにおい、ちょっと腐りかけたようなにおいがしました。
優しい言葉をかけたレモンは、一カ月半前とほぼ変わらず、つやつやとした状態のままでした。
なんとなく、こんな結果になるんじゃないかなとは想像していましたが、実際に目の当たりにしてみると、3種類のレモンのあまりの違いに驚きました。
よく、乳牛にクラシック音楽を聞かせると良いお乳を出すとか、サボテンに話しかけると元気に育つとか、そんなことが言われますね。
それは話に聞いただけでしたが、実際にやってみて、本当にそうだったことがわかりました!
960-3 心に響く実験でした
子供たちにとっても、言葉の力を強く実感する機会になったようです。
チームの中の一人が書いた感想の一部をご紹介します。
チームメンバー 小6のH君の感想
言葉がけと言うものは人間も植物もおなじ(大切)であることがわかった。
優しいことばや声かけは大事だ。
自分はあまりできていないので、これからは意識して優しい言葉をかけたい。
そのために自分は心を作り直している。
優しい言葉とは「ありがとう・人のいい所をほめる・おはよう・おやすみ」だと思う。
自分は毎日レモンに「レモンちゃんおはよう」「いいにおいだね」と言っていた。
レモンが無事だった原因が自分の声かけだったらうれしい。
※原文ママ
時間はかかりますが、誰にでもできる実験です(意地悪な声かけを受けるレモンにはちょっと気の毒ですが ^ ^)。
今回取り組んだのは小学生ですが、案外と高校生くらいのお子さんたちにとっても、心に響くものがあるかもしれませんね。
よろしければぜひ、ご家庭やクラスで試してみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
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