逆さバイバイが改善した事例
自閉症のお子さんなどによく見られる「逆さバイバイ」をこんな方法で改善しました、という事例を伺いましたので、シェアさせていただきます。
逆さバイバイとは
逆さバイバイとは、てのひらを自分に向けてバイバイをする動作のことです。
逆さバイバイをするお子さんは、大人が自分に向けてバイバイをしている状態を見て、それを「そっくりそのまま、見たまま」真似をします。
つまり、バイバイをする人を対面で見ていると、相手のてのひらが自分に向いていますから、自分もてのひらを自分に向けるのです。
立場の違いを想像するのが苦手な可能性
逆さバイバイのような行動は、相手と自分の立場の違いを想像するのが難しいことから見られる、とされています。
このようなお子さんは、バイバイ以外にも、状況にふさわしい行動を自然と身につけることが難しいことがあるので、意識して支援していけるとよいですね。
具体的な方法
さて、逆さバイバイの直し方です。
1.お風呂の鏡に、お風呂で使えるクレヨンで好きな絵を描く(今回は鳥の絵を描いたとしましょう)
2.「鳥さん、バイバ~イ」と言いながらその絵をてのひらで消す
シェアしてくださった方のご家庭では、これを繰り返すうちに、普通の向きのバイバイが身についてきたそうです。
ものすごくシンプルですが、なるほどなあと感心しました。
必要な方は、ぜひご参考になさってください。
社会生活全体に目を向ける
この支援によって、逆さバイバイという動作を修正することができたとしても、自閉症さんの特性である「他者の気持ちを理解しにくい」「社会的なコミュニケーションが難しい」といった本質的なところまで変化するわけではないと思います(その子の学びのタイミングによってはより大きな理解に結び付く可能性もあるでしょうが)。
より全体的・本質的に、社会生活がスムーズになるための支援も継続しつつ、逆さバイバイという行為に対する対処療法的なサポート例として、こちらの記事をご覧いただければ幸いです。
また、逆さバイバイを必ず改善しなければならない、というわけでもないと思います。
逆さバイバイという行為だけに捉われず、今のその子にとって最も必要な学びが得られるようにサポートできると良いですね。
おまけ
お風呂で使えるクレヨンとは、たとえばこういうものです↓
いろいろな商品があるので、お好みのものを見つけてみてくださいね(^ ^)
それでは、また。