792-1 そもそも、療育とは
人は身体を使って生きているので、人が行うあらゆる社会活動は、身体の原理原則に基づいて起こると考えるのが妥当です。
療育という働きかけは、そもそも身体から見て理に適っているものが多いです。
療育とは、もともと脳性麻痺や肢体不自由のお子さんに対する医療+教育のサポートについていう言葉でした。
792-2 療育は身体から見て理に適っている
言語でのアプローチが伝わりにくいお子さんに対して、もっと本質的で、頭で考えなくても身体が受け取れるような、その通りに動けば自然と発達が促されるような、そんな関わりが求められるのが「療育」でした。
そうした現場で磨き出されてきた関わり方の知恵には、人の心と身体が成長発達するためのヒントがたくさん詰まっています。
今は療育の概念が広がり、療育の対象となるお子さんに医療ケアの有無は問われなくなっています。
実際、このブログをご覧いただいている方も、医療ケア児というよりは、「発達がグレーでちょっと気になる子への関わり方のヒント」を求めておられる場合が多いように思います。
792-3 時々、身体に戻ってみる
大人が「ちょっと気になる」と表現するようなタイプの子は、知的には特別な課題がないことが多く、つまりこの子たちは言葉がわかります。
わかるからこそ、大人も言葉や思考に頼りすぎてしまう場面が出てきます。
それで、言葉と身体のズレが生まれて、いろいろうまくいかなくなっていることがよくあります。
言葉や思考によるアプローチには、実践的で効果的な支援手法がたくさんあるのですが、そうしたアプローチがうまくいかないときは、あるいはうまくいっていても並行して、「時々いったん身体に戻ってみる」のは、人が人として生きる上で、とても大切で必要不可欠な関わりだと思っています。
このブログで身体の原理原則を発信し続けているのは、そんな理由からなのでした。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
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育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
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