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作文支援!頭に浮かぶ情報を取捨選択できないときの支援例

目次

761-1 内容を取捨選択できない

こちらの記事↓

からピックアップして具体的な支援方法をご紹介する続き記事、今回はつまずきポイント4つ目「内容を取捨選択すること」に対する支援をご紹介します。


前回は、内容を思い出せない子には写真できっかけを提供する支援が効果的だと書きました。

記憶を頼りに話を組み立てることができないという点では共通しており、今回も写真は有効です。

内容を取捨選択できない子は、たとえば「休日は何をしたの?」という質問に対して、「遊園地に行った」と一言では答えられず、「朝起きて、家を出て、電車に乗って・・・」といったように、物事をメリハリなく、事実だけを並べていくことがあります。

761-2 場面を切り取ることができないときの支援例

出来事を全部並べるタイプの子は、場面をうまく切り取ることができていません。

情報は頭に浮かんではいるものの、それが断片的だったり、バラバラだったりして、何を取り出せば良いかが難しい状態なのかと想像できます。

こうした子たちは、個々の事実を覚えてはいても、どこに焦点を当てれば良いかがわかっていないので、作文ではたいてい「何を書けばいいの?」という質問が飛び出してきます。

大人が「遊園地に行ったことを書けばいいんだよ」「思ったことを書いてごらん」などと言っても、子供のほうでは「う~ん・・・」。

作文指導でよくみられる場面です。(^ ^)

こういうときに、写真を見ながら、「これは何をしているところ?」「遊園地で一番楽しかったのは何?」などとやりとりをしていくと、その子自身が書きたいと思える場面を見つけやすくなります。

  • 遊園地に行った
  • ホットドッグを食べた
  • 一番楽しかったのはジェットコースター
  • 帰りに風船を買ってもらった

このくらいの情報をピックアップできれば、もう立派な作文ができてしまいますよね。

761-3 必要な情報だけに焦点を当てる

大切なのは、「朝起きて、電車に乗って・・・」から始まる膨大な情報の中から、作文に必要な情報に焦点を当てて取り出すことです。

そもそも、写真を撮る=そこに心が動いたということですから、写真はすでに「自分が書きたいこと・書けること」のヒントです。

練習を重ねて作文のテンプレートが頭に入ってくれば、テンプレートに合った情報に自分で焦点を当てて取り出してくることもできるようになってきますよ。

次回は、この「テンプレート」にもつながってくる、つまずきポイント⑤以降の表現や文章構成全体について書いてみます。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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