672-1 小学生の質問が一番難しい
発達障害って何?
自閉症って何?
と、小学生に聞かれることがあります。
(※たまたまわたしが読んでいた本のタイトルを見たり、大人同士の会話を聞いたりしての質問で、ご本人への告知のような重要な場面ではありません。)
小学生に聞かれるのが一番難しいなとつくづく思います。
中学生以上のお子さんや、大人に答えるのとは、全く違いますね。
ここでの自分の返答次第で、この子の「障害観」の一端に影響を与えるかもしれないと思うと、おそろしく緊張します。
小学生がスッと受け取れるように答えられたら、その物事を真から理解している、自分の腹に落とし込めていると言えるのではないかと思っています。
それでいくと、自分はまだまだ、ほとんどの物事の理解に自信がありません。
672-2 小学生諸君が引き出してくれるもの
自分がふと口に出した言葉の選択に、自分が無意識に物事をどう捉えているかが現れていて、ハッとすることがあります。
小学生の質問にとっさに答えた言葉が、自分の内心、日常生活で何気なく気づかずに陥っている思考のクセをはっきりと見せつけてくれます。
小学生に答えようとすると、できるだけ物事をシンプルに捉え、平易に表現しようとします。
それが自分の現在地や自分の本心と否応なしに向き合わせてくれるきっかけになるのでしょうね。
672-3 現在地から目的地へ
自分が使った表現が自分で気に入らなかったとしても、自分が本気でそう思っているのだとしたら、それを否定するのも違います。
自分が今こう思っている、という理解をスタートにして、より自分の理想に近づいていくためにはどんな表現のほうがふさわしいのかを少しずつ形にしていく。
延々とこの作業を繰り返しながら、少しずつでも自分が成長できたらと願うばかりです。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。