一人ひとりの良さを引き出す場作りを。しっぽとりゲームのルール変更の提案

目次

587-1 ▼ しっぽとりゲーム

「しっぽとりゲーム」という遊びがあります。

腰にしっぽを装着して、追いかけ合って相手のしっぽを取れば勝ち、自分のしっぽを取られたら負け。
チーム戦にしたり、獲得したしっぽの数や最後まで残った人数を競ったりして遊びます。

ボールを投げる・蹴るといった身体操作スキルが不要なため、未就学から低学年の子供たちによく行われます。
新学期のレク活動などで取り組まれることも多いですね。

シンプルで楽しい遊びですが、基本的には、走るのが早い子、動作が俊敏な子、勝負に対するガッツのある子などが有利で、そうでない子供たちが最後まで勝ち残るのは難しいです。

ゲーム開始早々にしっぽを取られてしまうと、あとはずっと見学しているだけで、ちっとも面白くなかった、という感想も子供たちからよく聞きます。

587-2 ▼ 一手間を加えてみませんか

また、大勢が走り回って相手のしっぽを奪い取るという仕組みは、勝敗受容の苦手な子や感情の高ぶりやすい子には刺激が強く、パニックを起こす、場に参加できない、次の活動に向けた気持ちの切り替えができない、といった事例も。

のんびり屋さん、慎重さん、勝ち負けが苦手な子、運動が苦手な子、、、
いろいろなタイプのお子さんが楽しめるように、少しだけルールを変更してみませんか?

たとえば、しっぽを身に着けるだけでなく、会場の中に設置してみてはどうでしょうか。

たとえば体育館なら、ステージ、肋木、跳び箱など、魅力的な設置場所がたくさんありますね。
よく見ないと気づかないようなところに設置するのも楽しいでしょう。

自分のしっぽが取られても、会場に設置されたしっぽを集めることでゲームに参加できます。
チーム戦なら、チームに貢献する喜びや一体感も味わえるでしょう。

しっぽの色で配点を変える、自分のしっぽが残っていたら追加点、等々、ルールによってよりアクティブなゲームを作ることもできます。

587-3 ▼ 一人ひとりの良さを引き出す場をつくろう

よく観察していると、走るのが早い子、逃げるのがうまい子、気配を消して自分のしっぽを守る子、周囲をよく見て設置型のしっぽを集める子などなど、一人ひとりの戦略の取り方、その子だけの良さがどんどん見えてきます。

おなじみのしっぽとりゲームも、ほんのちょっとしたルール調整で、一人ひとりの良さが引き立ち、誰もが自分が取りたい戦略で参加できるゲームに変わるのです。

多様性を包摂したルールで運営される場は、そこに参加する子供たちの多様な輝きを自然と引き出します。

しっぽとりゲームに限らず、集団活動を「みんなが自分の良さを発揮するには」という目線で見直してみると、少し違った世界が見えてくるかもしれませんね。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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