561-1 ▼ 自分と他者との関わり合いに応用できる
昨日は、「呼吸を深くする」と「呼吸が深くなる」の違いと、身体の本来の力を引き出す呼吸の方法をお伝えしました。
呼吸を深くする=意図的に頭で考えて身体を動かそうとする
呼吸が深くなる=身体が自然にそのように動く
前者が悪いわけではありませんが、身体の本来の力をより深く発揮できるのは後者のほうです。
ここには、自分と他者(人、物、環境など)との関わり合いの秘密が隠れています(^ ^)
561-2 ▼ 身体の原理原則
自分の身体との関わりは、自分と他者との関わりにそのまま置き換えられます。
それが身体の原理原則です。
人は誰もが自分の身体を使って生きているので、その身体によって生み出される社会生活において、身体の原理原則を外れた法則がうまくいく可能性は極めて低いです。
たとえばお子さんが学校で過ごしづらさを感じていたとします。
ご本人は学校に「ついていかなければならない」と考えて一生懸命に努力していますが、努力の限界や息苦しさを感じていると仮定します。
その場合、「ついていかなければならない」という努力は、「呼吸を深くする」側、意図的に頭で考えて身体を動かそうとする側の動き方です。
それよりは、「呼吸が深くなる=身体が自然にそのように動く」側の動き方のほうが、ご本人の身体の本来の力をより深く発揮できます。
561-3 ▼ 身体の側からの答えも参考にしよう
どうすればご本人が学校で「身体が自然にそのように動く」動き方ができるのかは、人によっても場合によっても異なります。
学校を休んでみる?
勉強のペースを落とす?
習い事を減らしてゆっくりする時間を作る?
環境を変えてみる?
・・・ などなど、考えられる道はいろいろありますね。
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人は頭で考えて正解を出すことに慣れています。
悩んだときには、どうにかして打開策を見つけようと、やっぱり頭で考えます。
そうして見つけた答えは、往々にして「意図的に頭で考えて身体を動かそうとする」立ち位置のものになります。
そういうときにはぜひ、「身体が自然にそのように動く」身体の側からの答えもぜひ、参考にしてみてください。
今までとは違った何かが見えてくるかもしれませんよ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
ご自身の「身体がそのように動く」身体の側からの答えを知りたいと思うときは、どうぞ三輪堂のバランスセッションにお越しください。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
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あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします