517-1 ▼ つながりと自己理解
前々回から、
つながりを深めるためには自分の苦手さを否定しないことが大切
自己理解を深めるプロセスで周囲がどう関わるかで、つながりの質が変わる
といったことを書いてきました。
517-2 ▼ 苦手さと向き合うために欠かせないもの
自分の苦手さ、弱さ、ダメな部分(だと自分で思っているところ)に目をつむりがちなのは、大人も同じ。
小さなお子さんの場合、大人が関わっていろいろな場面で手伝ったり助けたりしてくれますが、大人の側になるとなかなかそうはいきません。
自己理解を深め、人格を錬磨するためには他者と関わる必要がありますが、たいていの人は他者と関わるときに自分の良い面ばかりを表に出します。
従って、自分の悪い面が他者と触れ合って磨かれる機会は相対的に少なくなります。
自分がネガティブに評価している部分と真正面から向き合うのは、誰にとってもつらく厳しい体験になり得ます。
そこでとても大切なのが、「安心できる環境」です。
信頼して自分自身を開示し合える仲間と、何を言っても受け止めてもらえるという安心感のもとで、自分自身と向き合うということが、自分の内側のつながりを取り戻す一つの方法です。
517-3 ▼ もう一つのアプローチ
良い部分も悪い部分も含めて自分と真正面から向き合ったり、自己理解を深めたりするためには、身体からのアプローチもお勧めです。
思考で「~~するのはやめよう」「これからは~~しよう」などと考えたとしても、その通りに自分を変えられることはほとんどありません。
身体からアプローチすれば、思いもよらなかったところから、思いもよらなかった形で、自然と変化が訪れます。
気づいたら変わっています。
そうした身体からのアプローチについても今後少しずつお伝えしていければと思っています。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。