こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、187通目です。
187-1 ▼ 美顔ケアを体験して驚いたこと
先日、ある先生のオンライン講座で、美顔ケアを教えていただきました。
顔や頭の一部を指先でそっと押さえて深呼吸をするだけで、みるみるうちに顔から余計な力みや緊張が抜け、目がパッチリと開いたり、目の形が変わったり、頬がシュッと引き締まったり、たるんでいた部分がなくなったりします。
わたしの場合は、頬が引き締まったり、パソコンの見過ぎによる目の疲れが抜けたりしたのも驚きだったのですが、何より、顔から険が抜けたことが印象的でした。
ふんわりと柔らかく、ただ穏やかな顔で、自分では意図していないのに、何がなし微笑んでいるようにも見えます。
そうなってみて初めて、自分の顔が今までこんなに張りつめていたんだな、一日中こんなに頑張ってパソコンを見つめていたんだな、と気づくことができました。
187-2 ▼ ありのままの美しさ、健やかさ
先生が言われるのは、造形的な美しさではなく、その生物がありのままの姿でいる美しさを目指すということです。
草花や木や鳥を見て美しいと思うように、人もそのままの姿でいることが美しいのだ、というお話だったのですが、ケア後の参加者の表情を見ていて、「そのままの美しさ」がよくわかったような気がしました。
ひるがえって現代の療育・教育現場では、子供たちや関わる大人たちの、ありのままの健やかさを引き出すことができているでしょうか。
指導する大人自身が、自分のありのままの健やかさ、穏やかさ、美しさを見失いがちな今、子供たちへの関わりにも、力みや強張りが入りやすい現状があるのではないかと思います。
わたし自身も、何かと心がけているようでいて、気づけばすぐに力みや強張りが顔を出します。常に「ありのまま」でいられれば良いのかもしれませんが、やっぱりなかなか難しいので、気づくたびに本来の姿を思い出し、引き出していくしかないですね。
187-3 ▼ 自分の捉え方が深まると
これは瀧本個人の考えですが、、、
その人のありのままの姿といっても、たとえば人込みでパニックを起こしてしまうお子さんを放置して、そのままが良いと言うのはちょっと違うと思っています。
その方自身の本来の力を引き出しつつ、現代社会の環境や、その方が住んでいる地域の実情に応じて、周囲になじめるような練習は必要だと考えています。
その方の人生を豊かにしてくれるのは「つながり」の深さであり、それは社会との調和についても言えることだと考えるからです。
この考え方自体は自分が療育の仕事を始めた当初から変わっていないのですが、その土台としての、その方自身の本来の姿、本来の在り方というものの捉え方はずいぶん深まりました。
ありのままの身体の原理原則を体感し、実践していくことで、物事の見え方が変わっていくことを実感しています。
そんな世界を、育児・療育中の親御さんたちや、生きることに悩まれている方々に、少しでもお伝えできたらなという思いをますます深くした、そんな美顔ケアの体験でした。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。