こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、162通目です。
162-1 ▼ どれほど考えても答えが見つからなかった2つのこと
昨日は、初めて参加したくらげ師匠の講座で、身体に対する関わり方次第で動きに変化が出ることを体感し、衝撃を受けたという話を書きました。
その講座を受ける中で、閃いたことがありました。
療育について、散々悩んで考え続けたことについてでした。
一つは、自閉症のお子さんを中心とする、偏りや困り感の強いお子さんたちについてです。これ以下に書く表現は、今から思えば愚かの極みで、読む方の誤解を招くかもしれませんし、自分で自分が情けないですが、隠さずに書きます。
それまで自分は、自閉症のお子さんの言動が「よくわからなかった」のです。なぜこの子たちがぴょんぴょんと跳びはねたり、光や音が苦手だったり、同じ行動にこだわったりするのか、うまく受け止めることができませんでした。彼ら・彼女らの言動に、「理屈が通らない」とすら思っていました。自閉症の方たちは自分とは基準の違う世界を生きているのだろうと考えることでしか、整理をつけられませんでした。
また、もう一つは、保護者支援を通して悩んでいたことについてです。
なぜこのご家庭は療育がうまくいき、このご家庭はそうではないのか。
どうすれば、療育や人生に悩まれる親御さんの支えになれるのか。
どれほど考えても、どれほど工夫したつもりでも、うまくいきませんでした。
162-2 ▼ 気づいた途端に
今まで迷いに迷い、悩みに悩んで、どうしても答えが見つけられなかった、これらの課題。それが、
くらげ師匠の講座での体感ワークで、すべてのヒントは身体にあることが見えたと思いました。
この日から瀧本の人生は一変しました。
くらげ師匠の講座はその場限りの単発講座の予定だったようですが、複数の参加者が要望を出したため(もちろん瀧本も)、くらげ師匠が担当する新講座の開催が決まりました。
瀧本も早速その講座を受講して、講座開催地の神戸まで、神奈川から毎月通いました。
それ以外にも、くらげ師匠が良いといった本は即座に買う、紹介してくれた人にはすぐに会う、勧めてくれた講座には片っ端から参加する、という感じで、師匠につかず離れず絡みつくようにしながら年月を過ごし、今ではとうとう、くらげ師匠が主催する講座の事務局として仕事をするまでになっています。
162-3 ▼ カーテンを開けるだけで
講座を受講した時点では、先述した課題のヒントについて、そこまで明確に認識できたわけではありません。
あとから振り返ればそうだったということになるのですが、とにかくこの道の先に答えがあると、強烈に直感しました。
そしてこの日から今に至るまで、その直感については、確信の度合いが日々深まり続けています。
今までは、ひたすら頭で考えて、それ以外の視座を持たなかった自分だったのですが、ふと振り向いたら、今まで壁だと思っていたところが実はカーテンで、そのカーテンをあけたら、ずっとそこにあったのに全く知らなかったステージが急にひらけたかのようで、今まで表側からだけ見ていたものを、急に裏側からも見られるようになったかのようでした。
世の中の多くの方が、瀧本と同じように、カーテンを壁だと思い込んでいるように思います。
そこにカーテンがあると気づくだけで、そのカーテンは自分の手で簡単に開けることができるし、開けてしまえば一気に世界が2倍にも3倍にも広がります。
壁だと思い込んだまま、今の視座に立ったままで過ごしているのはあまりにももったいない、と、カーテンを開けてみた自分としては強く思います。
ぜひあなたにも、あなたの隣にあるカーテンを開けてもらえたらなと思っています(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。