こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、152通目です。
152-1 ▼ 悪い根っこと良い根っこ
昨日の配信は長文でちょっとわかりにくかったかもしれませんが、読んでくださってありがとうございます(^ ^)
昨日は、アウトプットは悪い形で起こることのほうが多いと書きました。
悪いことが起こると、誰でもがっかりしがちです。自分もそうでした。でも本質はそうじゃないんですね。
悪い根っこから起きている悪いことと、良い根っこから起きている悪いことは違うのです。
これって療育でも同じで、
次から次へと形を変えて課題が起きるお子さんは、たとえば生活環境が整っていない、親御さんとの愛着に課題がある、といったように、表面的な課題とは全然関係のないところに根っこがあることが多いように思います。
152-2 ▼ 次のステージに進むためのヒントかも
その一方で、同じように課題は起きてくるけれど、その質が変わっていくお子さんがいます。
たとえば、最初は生活の流れがわからなかったせいでパニックになっていた子が、いつの間にかそのパニックが出なくなったと思ったら、今度は友人関係で悩んで暴れるようになった、というような時。
これは、その子の発達成長に伴って、その子が新しい課題と出会っているということです。
こういう課題はその子の成長の現れなので、「暴れる」という表面的な出来事だけ取り上げれば困ってしまうかもしれませんが、その奥にある本質は喜ばしいことでもあります。
療育と人生は相似形です。
基本的に、何かトラブルや課題が起きたら、それは次のステージに進むためのヒントではないか?という目で見てみることをお勧めします。
もし、同じような課題が何度も何度も起こるようなら、たぶんあなたの人生のどこか根っこのほうに、何かがあるのだと思います。
152-3 ▼ 成長にも課題にも終わりはない
そして大切なのは、課題に終わりはないということ。
これも療育と同じで、成長すれば成長しただけ、次のステージで新しい課題と出会うものです。
課題が起きて、インプットしたものをアウトプットして、それを解決して、また新しく課題が起きたとしたら、それはあなたが成長したということです。
瀧本の整体の師匠がおっしゃっていたのですが、「人の身体は、そこそこ心地良いと探求心を失う」のだとか。これを聞いた時は、なるほどなあと深くうなずきました。
本当に、人って、課題が起こらなければ、現状のそこそこの心地良さに安住しちゃうんですよね。変化がなければ成長できませんが、変化には苦痛を伴います。成長の喜びよりも、苦痛のない安心のほうを選んでしまうということですね。自分も油断するとすぐ安逸と安楽を求め始めるので、耳が痛いです。
つまり、課題が起こることは、自分が次のステップに進むためのきっかけです。
悪いことが起きたら悲しむのではなく、喜びましょう(^ ^)
課題がどこにあるかを教えてくれて、アウトプットがうまくいって、次の流れを導いてくれている、という、あなたの人生がうまくいっている証拠です。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。