こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、128通目です。
128-1 ▼ 部分と全体をもっと大きく捉えると
昨日は、相互循環セッションは部分どうしの繋がりを思い出して全体を連動させるきっかけになるとお伝えしました。
相互循環セッション以外にも、全体の連動を促す方法があります。
それを【くらげ体操】と呼んでいます。
人の心身は、部分だけを使うより、それらを連動させて全体として使うほうが、より本来の力を発揮できると昨日書きましたね。
昨日は、部分=腕だけで腕を使う、全体=肋骨から腕を使う、という身体操作を例にお伝えしました。
この「部分」と「全体」を、もっと大きな流れの中で捉えてみましょう。
たとえば生物の進化です。
128-2 ▼ 人の身体の中に含まれる進化の歴史
生物はいくつもの段階を経て人の姿に進化しました。その段階を代表的ないくつかに分けると、進化の段階は以下の生物に象徴されます。
くらげ
↓
さかな
↓
とかげ
↓
とり
↓
けもの
↓
さる
↓
ひと
これは厳密に生物学的な議論というよりは、整体的な捉え方の中での区分だと受け取ってください。
人の身体の中には、これまでに進化してきたすべての生物の歴史が含まれています。今回は詳細は割愛しますが、上にあげた生物には一つひとつ意味があり、これらのすべての生物の機能が十全に働くからこそ、わたしたちの心身が本来の力を発揮できます。
128-3 ▼ 最も根源的な部分にアプローチしてより大きな連動を目指す
つまり、人という全体の中には、さるという部分やけものという部分などが含まれていて、その大元にあるのが、進化の歴史の最も古い段階にある、くらげという部分です。
このくらげという最も根源的な部分にアプローチすることで、くらげからひとに至るまでのすべての生物の機能をより全体的に連動させることができます。
相互循環セッションで行っていることも、実はこの「くらげへのアプローチ」と同じことなのです。
ではその「くらげ体操」とはどんなものなのか?
明日はそのあたりに触れてみますね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。