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外側と内側

こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、118通目です。

目次

118-1 ▼ 外側にくっつける

昨日は、「できない」と感じる裏には必ず何かの理由が隠れていて、その理由を見つけることは人生にとって大きなヒントになること、そのためには無理に頑張るのではなく、身体が育とうとしている方向に育ててあげることが大切、と書きました。

わたしたちは多くの場合、何かができないと思うと、自分の外側に何かをくっつけて、できるようになろうとします。

たとえば勉強ができなかったら知識を身に着ける。
スポーツができなかったら筋トレをして筋肉を増やす。
風邪などの身体症状を改善するために薬を飲む。
新しい進路に入るためにまず資格を取る。

などなど。
これはこれで悪くはありません。すぐに効果が出て緊急避難的に楽になる場合もあるし、「とりあえず何かやっている感」は得られるし、行動する力は発揮できているので、それだけでも素晴らしいことだと思います。

118-2 ▼ 自分の外側との比較

ところで、外側に何かをくっつける視点で生活していると、どうしても、「自分の外側」を意識します。

自分と、自分以外の誰か・何かとの比較で、自分を判断するようになります。

だからこそ、自分よりも優れている何かを見つけては、自分を叱咤激励して高みを目指したり、うまくいかない自分を否定したり焦ったり悩んだり、しがちです。

自分自身の本質を見つめるよりも、自分に足りないもの、自分が欲しいと思うもの、を見るようになるのですね。

118-3 ▼ 内側を見る

一方で、「身体が育とうとしている方向に育ててあげる」とは、自分の内側からの勢いに乗るということです。外側ではなく、内側を見ます。

外側を見るか、内側を見るか。
ほんの少しの違いのようですが、白と黒くらい違います。

どちらが良い悪いではありません。白も黒もどちらも素敵な色です。同様に外側も内側も、どちらも必要です。
が、わたしたちは圧倒的に外側ばかり見ていて、内側を見ることが足りていません。

自分の内側を見ること、
育とうとしている方向に育ててあげること、
まだ持っていないものを外側にくっつけようとするのではなく、すでに持っている内側のものをまず見てあげること。

明日以降はこのあたりについて色々な角度から書いてみますね。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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