279-1 ▼ お子さんの課題が気になって仕方ないとき
育児・療育中には、お子さんの「特定の課題」が気になって仕方ないときがあると思 います。
たとえば爪をかむ癖だとか、教室でじっとしていられないとか、突然身体が動いてしまうとか、お友達に乱暴してしまうとか、、、
その課題が気になるあまり、親御さんはそこに強くフォーカスして、なんとかしたい、なんとかしてあげたいと願います。
その課題を改善できる練習や訓練を探し求めます。
お子さんがその問題行動をとらないように、口をすっぱくして、手を尽くして、根気よく指導なさいます。
親御さんのその行動を受け止めて、園や学校の先生も、その課題の対策になるような練習をしてくださったりします。
それで物事がうまく進めば良いのですが、、、
なかなか課題が改善されないと、親御さんは(どうして変わらないんだろう)(どうすればいいんだろう)と、とても苦しくなってしまうのですね。。
279-2 ▼ 植物を育てるときは
苦しくなってしまったときは、植物を育てることを考えてみてください。
種を植えたら、芽が出るまで、基本的には放っておきますよね。
やることといったら、水をやったり、日当たりに気を配ったり、鳥よけの網を張ったりするくらいでしょう。
土と、水と、太陽と、植物自身の力を信頼して、放っておく。見守る。
これが、植物を育てるときの基本姿勢です。
人の心身の発達も、基本的には植物の種と同じです。
周囲が願うから成長発達が進むというものではありません。
自分自身のタイミングが来なければ、種は芽を出さないのです。
279-3 ▼ 苦しくなったら一歩引いてみる
ご自身が苦しくなってしまったときはぜひ、「一歩引いてみる」ことを思い出してみてください。
なかなか芽が出ないからといって(今どうなっているのかな)と種を掘り返したりしていたら、出る芽も出なくなってしまいますよね。
手をかけることだけが育児の関わりなのではなく、信頼して見守る、あえて何もせずに一歩引いて見守ることも、大切な関わりの一手です。
やってもやってもうまくいかないときは、一旦それをやめてみる。
やめて一歩引いてみる。
自分のフォーカスを広げてみる。
きっと少し胸が軽くなりますし、そうなって初めて見えてくるものがありますよ。
どうしてもつらくて気持ちを切り替えられないときは、どうぞ三輪堂に声をかけてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
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