小2の女の子から学んだ「行きたい未来に行く」ということ
目次
267-1 ▼ Aちゃんとの対話
近所に住んでいる小学校2年生のAちゃんが、ご自宅の前でランドセルを背負ったまま泣いていたので、思わず声をかけました(その子のお宅はご両親ともお勤めで、家に帰っても大人は誰もいないことを知っていたもので)。
なぜ泣いているのかと尋ねると、「友達と遊ぶ約束をしたが、本当は自分はあまり遊びたくなかった、他にやりたいことがあった」というのです。
そうだったんだ。それならお友達と遊ぶのを断ったらどうかな?
でも、前に〇〇ちゃんが遊ぶのを断ってたんだけど、そうしたら△△ちゃんが、『〇〇ちゃんは一緒に遊ばないって言うから友達やめよう』って言ってたから・・・
だから本当は遊びたくないけど、友達やめるって言われるのは嫌だから、遊ぶって言っちゃった。正直に言わないといけないのに。
そっかあ、そういうこともあるんだね。Aちゃんはタッキーママ(瀧本はご近所さんからそう呼ばれているのです)にちゃんと説明できてすごいね!
あのね、正直に言うってすごく大事なことだけど、大人も意外と、嘘をつきながら生きてるんだよ。本当のことを隠しておしゃべりしてることもあるんだよ。だからAちゃん、嘘の気持ちを言っちゃうことがあっても大丈夫。
267-2 ▼ 行きたい未来を選ぶ
でもAちゃんは、遊ぶのを断ってお友達に嫌われるのも嫌なんだね?
素晴らしい!Aちゃん、あなたは今、人生のとても大切なところに来てるね!
お友達に嫌われるかもしれなくても勇気を出して自分の気持ちに正直になって、自分の行きたい未来を目指すか。
それとも、ひとまず自分の気持ちは横に置いて、お友達と一緒に過ごすことを選ぶか。
両方は選べないんだよ。どっちかを選ばなくちゃいけない。
でも、どっちを選んでも、絶対に大丈夫!Aちゃんなら大丈夫!
タッキーママも、小さい頃はずーっと、自分の気持ちに嘘をついて、お友達の目ばっかり気にして過ごしてたんだよ
人にどう思われても気にしないで自分のやりたいことをできるようになったのは大人になってだいぶ経ってからだったんだよ
だから、今はどっちを選んでおいても大丈夫。きっといつか自分の道に戻れるからね。
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267-3 ▼ 自分の人生は自分が決める
この後も、少しだけ遊んですぐ帰ったらどうかな?と妥協案を提案してみたりとか、どのおもちゃを持っていくかの相談にのったりとか、色々とお話をして、Aちゃんは笑顔でお家に帰りました。
その後でちらりと外をのぞいたら、Aちゃんと何人かのお友達が楽しそうに走り回っているのが見えましたので、Aちゃんは納得して自分の道を選んだようです。
いやあ、それにしても、参りました。
わずか8歳の少女の口から出た「行きたい未来に行く」という、この言葉。
彼女は自分の道を自分で選ぶことを知っているのですね。
わたし自身は8歳の頃にそんな強さを持っていただろうか?と思うと、いやはや、実になんとも。。。
Aちゃんのような若い魂の、これからの健やかな歩みを願わずにはいられません。
ひるがえってわたしたち大人も、Aちゃんと同じような悩みを感じることがあるのではないでしょうか。
そんなときは、
周囲の目をはねのけて我が道を突き進むのもよし。
周囲と協調しながら折り合いをつけていくのもよし。
どちらを選んでも、自分だけの素晴らしい人生です。
自分の手で自分の人生を選べる幸せを、忘れずにいたいものですね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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この記事を書いた人
楽しい療育の三輪堂 主宰
身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。
ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。
活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。