こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、251通目です。
251-1 ▼ スリッパで遊んでいた子供たち
今日、公園を通りがかったら、小学校低学年くらいのお子さんたちが、スリッパを足で投げて遊んでいるのを見かけました。スリッパを履いて脚を振って、スリッパを飛ばして、飛距離を競ったり、的に当てて遊んだりしているようでした。
スリッパとは珍しいな~と思って目に入ったのですが、案の定、親御さんらしき方が飛んできてカミナリを落とされていました(^ ^;)
室内用の履物を持ってきちゃったみたいですね。
室内履きを持ち出すのはともかくとして、彼らの遊びには身体操作のヒントがたくさん詰まっているなあと思いました(^ ^)
251-2 ▼ 身体の軸が整っていると集中が続きやすい
片足で立って、片足でものを飛ばすという動作は、身体の安定感を向上させるためにとても効果的です。
おそらく、この動作がしっかりできる子は、教室で机に向かっているときも、身体がフラフラせず、きちんと座って集中を維持できる(可能性が高い)だろうと思います。
身体の軸を整える良い練習になりますので、差し支えなければご家庭で遊んでみるのも楽しいと思います。
どんな方でも楽しめると思いますが、特に
■歩いていてものにぶつかることが多い
■動作が雑、乱暴、がさつ、といった評価を受けやすい
■走る動作がぎこちない
■体育やスポーツが得意ではない
■机に向かうと上体が崩れたりふらふらしたりする
■イスに座っているときに脚をぶらぶらしたり足首あたりで交差させたり机の脚に自分の足をからめたりしている
■集中が途切れやすい
こういったお子さんにお勧めです。
251-3 ▼ 遊びを通して身体を整える
遊び方は、一定距離に的を置いて、的に向かって片足でものを飛ばします。
力いっぱい蹴り飛ばすのではなく、うまく的に当たるように力をコントロールしてふわっと投げられると良いでしょう。
ふらふらしてしまう場合は、壁に片手でつかまって身体を支えても良いでしょう。
的は、ゴミ箱のようなものに「入ったら成功」という形でも良いし、クッションのようなものに「当たれば成功」という形でも良いでしょう。操作性の精度に応じて、的の大きさや難易度を調整してあげましょう。
飛ばすものはよく考えてあげてください。冒頭の子供たちのようにスリッパを使ってしまうと、スリッパが遊び道具になってしまう可能性がありますので(^ ^;)、、新聞紙を細く丸めて輪にしたものを足先に引っ掛けて飛ばすなど、専用の道具を用意するほうが無難かもしれません。
■片足で立ってもフラフラしないか?
■浮かせた脚を振っても軸足の安定を維持できるか?
■狙ったところに狙った通りにものが飛ぶか?
■利き足と逆側の足の役割を交代できるか?
などをチェックしてあげると、その子の動作の成熟度が見えてくると思います。
ぜひご家族で楽しんでみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。