こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、247通目です。
247-1 ▼ 同じことを二度学ぶのは意味がないのか?
先日、とある講座に参加してきました。
この講座で学ぶのは2期目で、基本的には1期目と同じことをします。
同じことを学ぶのでは意味がないのではないかというと、これがまた、そんなことは全くないのですね。
一度目に聞いたときには一度目なりの、二度目に聞いたときには二度目なりの、それぞれの新しい気づきがあります。
聞けば聞くほど情報の密度が深まっていくので、むしろ、一度聞いただけでわかった気になっているのはもったいないなと思うくらいです。
247-2 ▼ いま自分に必要な情報が届く
人には、その時々に必要な情報が届くようになっているようです。
必要のない情報、自分が求めていない情報は、自分の近くに来ても、自分の中には入ってきません。
たとえば(特に自分は興味がないのに)会社の指示で、必修で受けなければならない研修は、一応受けはするし、会社の指示で報告書などを出したりもするけれど、あまり自分の身に付くことはないし、自分自身の人生に活用するほどには至らない・・・
なんていうご経験がありませんか?
逆に、自分が必要としている情報は、たとえ自分が意識していなくても、自然に届いて自分の中にスッと入ってきます。
テレビの一画面とか、SNSを滝のように流れる言葉や音の一節とか、ふとした瞬間に耳目に触れた情報が、スッと入り込んできて、(あっ、そういうことか)という気づきにつながります。
247-3 ▼ 発達のタイミングを信頼しよう
人にはその時に必要なものが届く、ということを信頼すると、子供たちの発達も、また違って見えてきます。
何歳なのにまだ~~ができない、いつまでも~~をやめられない、といったお悩みは、大多数のお子さんが進んでいく、いわゆる標準的な発達プロセスとの比較によって初めて生まれてくるものです。
自他を比べることは自分の現在地を知る上でとても大切なことではあります。ただ、比べた結果自分が遅れているとか進んでいるとかという判断をして、そこに何らかの意味づけをする必要はないと思っています。
ゆっくりならゆっくりなりに、進んでいるならそれなりに。
その人にとっていま必要な発達プロセスが行われているということを信頼してあげていただきたいなと思います。
そうすると、あなたの育児・療育に、いつもとは違った光が差してくることでしょう。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。