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自分で決めて食べる

こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、236通目です。

目次

236-1 ▼ 食べることを自分で決める

ここ数日、食べることについて書いてきました。
本日も続きから。

食べるという行為においては、食べるものを自分で選ぶことも大切なプロセスです。
それを食べることを自分で決める、と言ったほうが正確かもしれません。

—–

ある保育園の園長先生から聞いたお話です。

食の細い女の子がいて、いつもは給食の量を減らして食べさせていたそうですが、ある日、「食べるか残すか、どうしたいか自分で決めてごらん」と声をかけたそうです。

女の子は、少しの間考えていて、自分で決めて、「食べる」と言ったそうです。
そして一口食べてみて、「食べちょるうちに味が変わった」と、苦手なおかずを完食したのだとか。

※食べちょるうちに=食べているうちに
山口県にお住まいのお子さんなのです(^ ^)

236-2 ▼ それは本当にあなたが食べたいものですか?

自分で決めることの大切さは育児・療育の現場ではよく知られているかと思いますが、以上の園児さんのお話は、実に象徴的なエピソードだなと思います。

このお子さんがされたように、自分で決めて身体に取り入れた食べ物は、素直に身体を潤してくれるでしょう。食べ物が身体を整えてくれ、人生がすこやかに流れていくでしょう。

これは大人でも同じことです。

大人は、自分が食べるものを自分で決めているようでいて、本当に自分の心身が食べたいと言っているものを選んでいるのかというと、やや疑問符がつくことがないでしょうか。
胃がもたれて苦しいのにまだ食べていたり、付き合いで仕方なくお酒を飲んだり、空腹に耐えて無理なダイエットをしたり、していないでしょうか?

それを食べることを自分で決めるには、「これを食べますか?」と、声に出して自分に問うてみるのもお勧めです。

236-3 ▼ まずはよく噛んでみる

それを食べることを決めたなら、よく噛んでみてください。

ご承知のように、人の身体は噛むことで栄養を吸収しやすくなる仕組みになっています。噛むことが身体を丁寧に扱ってあげることにつながります。

よく噛んでから食べ物を受け入れることを続けていくと、目の前の食べ物が、自分の身体が本当に求めているものかどうかを選択できるようになってくると思います。

—–

さて、発達の特性から来る偏食や感覚過敏が強い方の場合は、食べることに別の変数が加わってくるので、これまでの話がそのまま当てはまるとは限りません。
噛んで食べることが身体に良いのは万人共通ですが、様々な理由でそれが難しい方もおられるでしょう。
偏食や過敏がある場合は無理をせず、その方に合わせた取り組みをサポートしていただければと思います。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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