こんにちは。三輪堂です。面白く生きる連載、235通目です。
235-1 ▼ 食事を丁寧にとることで
昨日は、食べることは自分の心の状態を象徴している、と書きました。
心が乱れているときに刺激の強いものを食べたくなるのがそれで、強い波に強い波をぶつけて相殺するようなものです。
ということは、逆もしかり。
食事を丁寧にとることで、心の波を穏やかに整えていくことができます。
235-2 ▼ 食べることと向き合ってみる
試しに、一日に一回で良いので、食事と丁寧に向き合ってみていただきたいなと思います。
可能なら、ご自身の手で丁寧に料理してみてください。
料理は何でもいいです。不得手な方でも調理しやすいもの、たとえば生野菜を切ったサラダとか、ゆで卵とかでもOKです。
心をこめて料理して、できたものを自分の真正面に置いて、その食事の中心に届ける気持ちで「いただきます」と言ってみてください。
そしてゆっくり噛んで召し上がってみてください。
こうして、何かを食べるというプロセスと丁寧に向き合うことは、すなわち自分自身と丁寧に向き合うことです。
食べることを通して、気づくことが色々とあると思います。
235-3 ▼ 忙しいときこそ
毎日忙しく生活していれば、特に小さなお子さんがいるご家庭などは、丁寧に料理をしていられるときばかりではないと思います。
時にはお惣菜を買ってくるとか、インスタントラーメンで済ませるとか、そういう日もあるかもしれません。
それはもう、全然アリだと思います。
スーパーで買ったポテトサラダは手抜きだとかなんだとか、そんな話題がありましたが、人にとっては食べることそのものが素晴らしいのですから。どこでどんな風に手に入れた食べ物かは関係ありません。
とはいえ、食べ方は生き方の象徴ですので、忙しいときに急いで食べ物を飲み込んでいると、忙しさが加速します。
ですから、忙しいときこそ、食べ物と真正面から向き合って、よく噛んで食べていただくのが良いですね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。