クリスマスイブの日、1歳の娘が高熱を出し、その日の夜に熱性けいれんを起こしてしまいました。。。
熱性けいれんという単語を知ってはいましたが、自分の子供が起こしたのは初めてだったので、とてもとても焦りました。娘を抱きしめながら、必死にスマホで対応方法を検索したりして。。。
ドタバタの明け暮れが続き、ようやく熱がさがってきた今朝、顔と体にブツブツが・・・
なーんだ。突発性発疹だったのか!
そうとわかった途端に肩の力が抜けました。
突発性発疹を軽くみるわけではありませんが(^ ^;)、比較的軽い病気ではありますし、病名がわかれば対応方法もわかりますものね。
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今回強く思ったのは、
「知識があれば不安が減る」
ということです。
私も、娘が夕食中に突然ガクガクと体を震わせ始めた瞬間は激しい恐怖と動揺を感じましたが、「熱性けいれんだ」ということが瞬間的に頭に浮かびました。
「熱性けいれん」という単語を検索して、いくつか記事を読むうちに、ひとまずけいれんを起こしている時間を測るとか、吐いたものをのどにつまらせないようにするとか、対処方法がわかってきて、それと同時にだんだん気持ちが落ち着いてきます。
この時、自分が「熱性けいれん」という言葉と大体の症状を知っていたからこそ、とっさに検索して対処方法を調べることができました。
もし自分に熱性けいれんの知識が何もなかったら、適切な対処方法にたどりつくまで時間がかかったことは間違いないでしょうし、処置を間違えて病状を悪化させていた可能性もあります。
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これについては、療育でも全く同じことが言えますね。
なぜこの子はこんなに落ち着きがないのか?
なぜ何度叱っても同じことを繰り返すのか?
なぜ他の子のようにできないのか?
お子さんが予想外の行動をとるたびに、保護者の心の中に、なぜ、なぜ、なぜ、と疑問が積みあがり、疑問が不安を呼んで、お子さんやご家族にイライラをぶつけてしまったり、周囲に優しくできなくなったり、家事や仕事に集中できなくなったり・・・
人の心と体は、全部つながっていますから、育児への不安がすべてに悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。一度マイナスのループにはまると、抜け出すのが難しいこともありますよね。。
ここでもし、この保護者に「発達障害」「ADHD」といった言葉の知識があったならば、「もしかしてこの子は衝動を抑えられない傾向があるのではないか?」と発想を転換することができたならば、不安は一気に解消に向かうことでしょう。
なんだ、そうだったのか!
じゃあ、どうすればいいか、調べてみよう
こんなふうに気持ちを切り替えることができると思います。
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そのために、一人でも多くの方に、適切な「知識」を持っていただきたいと切に願います。
一人でも多くの方に、毎日を明るく楽しい気持ちで過ごしていただくために。
療育でつらい思いをする方が一人でも少なくなるように。
適切な働きかけで自分の才能を発揮するお子さんが一人でも増えるように。
知識だけで終わらせず、適切な実践に結びつけることが必要ではありますが、まずは知ること、これが何よりの第一歩になります。
もし周囲のご家族がお子さんの指導に悩まれていたら、皆さんから思い切って声をかけてみてあげていただけませんか。それが第一歩になって、お子さんへの働きかけが変わるかもしれません。
誰でも、正しい方向で努力すれば、できるようになることがいっぱいいっぱいあるんです!!
2015年も、力いっぱいお伝えしていきたいと思います。
まずはメール講座のVOL.6を書き上げます。VOL.6のテーマは「学習」です。配信が滞っていてすみません!!!娘の病気のせいで遅れています・・・と最後に軽くイイワケしちゃう(^ ^;)
私、学習支援は得意分野でして、書きたいことがいっぱいありすぎて、まとめるのに苦労しています。書き上げたらすぐに配信しますね!もう少々お待ちくださいませm(_ _)m
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