おもちゃを使って遊ぶことが少ないが、遊べるようにした方が良いか?
というご質問をいただきました。
ものを使って遊ぶことができると、
ものを何かに見立てる力がついたり、
ものを媒介としてお友達と触れ合う機会が増えたり、
といった良い影響があると思います。
おもちゃを使って一緒に遊び、楽しさを感じさせてあげることで、
少しずつおもちゃへの興味関心を引き出すことができるでしょう。
感覚が過敏なお子さんの場合は、
おもちゃの色や手触り、音などが苦手なために
おもちゃで遊ばずにいる、ということも考えられます。
この場合は、お子さんの感覚に抵抗感のないものが何かないか、
いろいろなものを与えてあげながら探ってみると良いでしょう。
おもちゃでなくても、
身の回りのものを工夫して使う、
保護者と手遊びをする、
歌をうたう、
といった関わり方も良いですね。
たとえばお子さんがじっと座っているだけのように見えても、
音や振動を感じていたり、心の中を見つめていたり、カーテンの揺れる影を目で追っていたりなどと、
ご本人なりの楽しさを感じている場合もありますので、
大人の都合だけでむやみにおもちゃで遊ぶことを強要するのは避けたほうが良いでしょう。
何事も、お子さんのご様子を見ながら働きかけていただくのが一番です。
無理なくおもちゃへの興味関心を引き出せるよう、お子さんの気持ちに寄り添いながら、遊びに誘ってみてくださいね。