昔は映画が大好きで、毎日のようにビデオ(当時はVHS。DVDなんて無かった。年がばれる・・・)を借りて観ていたのですが、社会人になって仕事が忙しくなったり子供が生まれて自分の時間がなくなったりして、全く映画どころではない年月が続いていました。
最近、あるきっかけで月額制の映画配信サービスを使うようになり、それ以来、仕事をしながら映画を眺めています。
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仕事しながら映画を観るなんて不真面目だと思われるかもしれませんが、これが全然逆でして、映画を観ながらやったほうが、アイディアがわいてくるんです!
映画を楽しみながら、手を動かして作業していると、アタマの中でふわふわと(次はこうしてみようかな)(あれも楽しいかもな)(こういうことを書いてみようかな)などと考えが動き出して、今やっている作業もはかどるし、次につながるアイディアも、やる気も生まれてきます。
一方で、メール講座を書いたり療育のご相談にお答えしたりする時は、真剣な集中が必要なので、邪魔になるものはすべて排除します。映画ももちろん消します。
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私は昔から、頭に適度な負荷がかかっているほうが力を発揮できるタイプです。
会社員だった頃は隣の席の先輩とおしゃべりをしながら仕事をしていましたし(よく上司に怒られましたが ^ ^;)、大学で卒論を書く時にも、提出の1週間前に「猿の惑星シリーズ」全5巻を一気に観ました。
当時は理由もわかっていませんでしたが、今になって思えば、無意識のうちに自分に負荷をかけて、力を出そうとしていたのでしょう。
会社員をやめて自宅で仕事をするようになってから、シーンとした室内で一人で仕事をしているとどうも気が散って、立ったり座ったり、コーヒーを取りに行ったりしてばかりで、全然仕事がはかどらなかったんですね。
それで、なんで集中できないんだろう、と落ち込んだり、成果を出していないことに自己嫌悪を感じたりすることもあったのですが、映画を観ながら仕事をするようになって、その不安は解消されました。
自分の頭の使い方や仕事の内容にとって、最も集中しやすい環境調整や働きかけを考えることが、これほど大切だということを体感することができました。
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療育もまったく同じことですよね。
お子さんの認知特性をしっかり見極めてあげることで、お子さんが心の中に秘めた才能がどれほどたくさん湧き出してくるかと思うと、ワクワクします!
お子さんにとって最善の工夫を考えてあげられるのは、いつも一番近くでお子さんのご様子を見つめている保護者です。療育の基本的な考え方を知っていると、工夫も格段に考えやすくなりますので、ぜひ書籍などで勉強されることをお勧めします。
三輪堂でも療育の原理原則をお伝えするメール講座を配信しておりますので、よろしければご利用くださいね。