ただいま、内容の見直しのため、無料講座の新規募集を停止しています。
このメール講座では、
★日々のちょっとした働きかけを工夫することでご家庭で簡単にできる療育のコツ
★楽しい療育を通じて、家族全員でより良い自分を育てていく秘訣
をお伝えしています。
登録は無料です!お気軽にご登録ください。
無料メール講座を作った理由
わたしがこの無料講座を始めた理由は、家庭での療育がきわめて重要であると考えていることにあります。
発達障害や療育についての考え方はだいぶ広まってきましたが、「療育=病院や施設で行うもの」と考えている方はまだまだ少なくありません。病院で先生に診てもらえば、特別な処方箋があって、特別なトレーニングをしてもらえて、それで少しずつ良くなっていく、といった、漠然とした(期待をこめた)考え方があるように感じます。
この考え方は大きな間違いです。療育とは、専門知識を持った人が行う特別な働きかけではありません(一部はそういうものもありますが)。むしろ、個人の特性に合わせた日常的な関わり方の一工夫といった方が近いのです。
また、家庭でも何とかしなければならないとわかっていても、具体的にどうすれば良いのか、情報を得られない方も数多くいらっしゃいます。
病院で診断を受けたが、療育センターなどの施設は満員で入れない、という方。
本やサイトなどで情報を集めはしたが、実際に自分の子供にどう当てはめたらよいかわからない、という方。
療育センターや病院などに通われているご家庭であっても、その施設にいる間はきちんと指導を受けているが、家庭でどのようなサポートをすればよいかという指導はほとんど受けられていない場合もありました。
また、施設に通うのはたいていの場合、月に1回などの限られた日程です。家庭で毎日毎日起こる様々な問題へのサポートを全て施設に期待するのは無理というものです。
家庭での療育が充実しないということは、そっくりそのまま、発達に偏りのある子供たちの人生の質に影響します。
周囲の無理解や不適切な対応によって、子供たちの個性がゆがめられ、本来持っている「育つ力」が発揮されないとしたら・・・。今は保護者がなんとか包み込んであげられる小さな子供たちでも、何十年か後には成人し、自分ひとりの力で生きていかなければなりません。本人も大変辛い思いをし、周囲も困惑するでしょう。このままではいけない、という強い危機感を覚えました。
そのために、家庭で行う療育の知識をわかりやすく紹介した媒体が必要だと感じました。
それがこの無料メール講座を作った大きな理由です。
メール講座の3つのポイント
メール講座では、3つのポイントに焦点を当てました。
問題行動に対応できるようになる
まず、問題行動に保護者自身が対応できるようにすることです。
わたしが伺うご相談の大半は、「○○という行動に困っている」ということです。
障害特性から生まれるこだわりの強さ、心の頑なさ、学びにくさなどが理由で、発達障害のお子さんにはいわゆる「問題行動」が多く見られます。すぐにカッとなる、突然大声で叫ぶ、こうと決めたら絶対に変えない、お友達をひっかく、ものを投げるなど、お子さんによって行動の内容は様々ですが、いずれもスムーズな日常生活の妨げになっています。それをとにかく何とかしたい、と思う保護者の願いは当然のことだと思います。
ですからメール講座でも、まずは問題行動への対処方法を学んでいただこうと思います。いくつかの代表的な問題行動を例に挙げ、「どのような視点から問題行動を捉えるべきか」「問題行動が起きたらどう対処するか」「長期的な支援の考え方」といったことをお伝えします。
これによって、まずは生活が落ち着き、保護者もお子さんも安心して過ごせるようになることを目指していきましょう。
前向きなやる気を持てる
次に、お子さんが前向きなやる気を持てるようになることです。
たとえばこちらの2種類の言葉。
あなたは、自分の子供の口から、どちらの言葉を聞きたいと思いますか?
A:
「無理」
「どうせできないから」
「このままでいいよ」
「やってもムダだよ」
B:
「これができたら楽しそう!」
「やってみる!」
「もっと頑張る」
「やればできるよ!」
・・・「B」というお答えが大半ではないでしょうか?
人は本来、成長したいという意欲を持っています。成長は、チャレンジなしにはありえません。自分が心からやってみたい、頑張ってみたいと思える目標に向けて自発的に努力をする時、そこにはチャレンジが生まれ、大きな成長につながります。「チャレンジしたが、失敗した」という結果であっても、自分が本当にやりたくてやったチャレンジであれば、きっと成長につながっています。
適切なチャレンジの機会を与えられない人は、Aのような言葉を口にするようになります。これは障害の有無には関係ありませんし、大人でも子供でも同じです。わたしたちの子供たちにはぜひ、チャレンジすることを励ましてあげ、大きな達成感を味わわせ、自信と成長につなげてあげたいものです。
ここで大切なのは、発達障害の子供たちは、チャレンジしづらい条件をもともと与えられている、ということです。感覚過敏のために手でものに触れることを警戒したり、これまでに多くの失敗経験を積み重ねてきていたり、生活するだけで精一杯で余力がなかったり、といった状態の子供たちに、いきなり何かにチャレンジしろといっても無理な話です。
ですから講座では、偏りが強い、苦手さが多い、といった子供たちが、無理なく少しずつやる気を育てていけるような働きかけのコツをお伝えしていきます。
すぐには成果は出ないかもしれませんが、根気強く働きかけていくことで、ご家族の人生の質をどんどん高めていくことを目標にしましょう。
自分で支援を工夫できる
3つ目は、保護者が自分自身で支援を工夫できるようにすることです。
小児精神科の医師は療育のプロかもしれませんが、あなたのお子さんについてのプロではありません。
お子さんのことを一番よく知っているのは保護者で、一番長い時間をともに過ごすのも保護者で、お子さんの行動に責任を持つのも保護者です。医師でも施設の先生でも、もちろんわたしでもありません。
最も効果的に療育を行うためには、お子さんにとって一番身近な存在である保護者が「お子さんへの働きかけのプロ」になることが大切だと思っています。
そのためには、保護者の自然な愛情や直感的な判断力に加えて、必要最低限の療育の知識が必要です。療育の知識を頭に入れることで、お子さんの行動の意味がわかり、お子さんが物事を見つめる方法、受け取る方法、解釈する方法、発信する方法がわかってきます。
メール講座では、そのために必要な療育の知識を厳選し、原理原則をまとめました。10,000件弱のご相談を伺い、毎日文献を読む中で得た知見から、「これはぜひ知っておいてもらいたい」「これはとりあえず知らなくても大丈夫(必要ならあとで学んでも間に合う)」といったように情報を選り分けました。
保護者ご自身で本を読んでも同じような知識は得られると思いますが、本の種類はあまりにも多く、本質的なところから逸れた情報も多いものです。全てを読んで、必要な情報とそうでない情報を選り分け、ご自身のお子さんに当てはまるように咀嚼していくのは、非常に時間がかかります。お子さんにとって必要な情報に出会えるまで、どれだけの時間が無駄になるかもしれません。
メール講座は、そのあたりの余計な作業を全て肩代わりするつもりで内容を組み立てました。できるだけシンプルに療育支援の本質を身につけられるように、細かい各論に捉われず、必要なことだけが伝わるように書いています。
あなたのお子さんについてのプロになる
この講座は療育支援の原理原則や本質を伝えるために作ったので、これを読んでも「誰にでも療育支援ができる療育のプロ」にはなれません。あなたも、療育のプロになりたいわけではないはずですし、なる必要もないと思います。ただ「あなたのお子さんへの働きかけのプロ」になることをご一緒に目指していきましょう。
不定期に情報発信も行います
メール講座は全12回ですが、終了後も不定期にメルマガを配信します。(不要の方はお好きな時に購読停止できます。)
最新の療育情報や、具体的な支援の工夫など、私が得た知見をどんどんシェアしていきます。
受講生からの感想・質問等にも随時お返事しています。全てのメールに個別で返信することはできませんが、いただいたメールには必ず目を通し、何らかの形でメルマガに反映させています。
受講生全員でお互いを高め合い、自分自身の「育つ力」を引き出し合っていければと思います!
1.療育施設が足りない
発達障害のさまざまな症状について理解が広がり、(うちの子、もしかしたら?)と、専門の医師の判断を仰ぐ保護者が増えています。その結果、療育を必要とするお子さんの人数は年々増え続けています。
ところが、「身近に良い療育施設がない」「あっても予約がいっぱいでなかなか参加できない」など、急増する対象者に対して支援がまったく追いついていないのが現状です。
療育施設が空くのを待っていては、お子さんの貴重な時間を無駄にし、育つ可能性を押し殺してしまうことにもつながりかねません。
家庭でできる支援を今すぐスタートしましょう。
2.様子を見ているだけではダメ
偏りが軽かったり、表に出る特性が弱かったりして、はっきりとした診断を下すほどではないお子さんの場合は、専門家に診断を受けても「もう少し様子を見ましょう」という曖昧な指導で終わってしまうこともよくあります。
ですが、様子を見ると言ったって、どう見ていればいいのか??具体的な対処方法に困ってしまう保護者も少なくありません。結局、曖昧な声かけや注意を繰り返すだけで、お子さん本人の行動は何も変わらないことも。これでは意味がありません。
もっと具体的に家庭でできる働きかけを工夫する必要があります。
3.二次障害の予防
二次障害とは、ものすごくザックリ翻訳すると、「発達障害の特性が理由になって生活に良くない影響が出ること」です。詳しい説明はこちらをご確認ください。
周囲の不適切な働きかけや失敗体験によって、お子さんがもともと持っている「育つ力」が十分に発揮されないと、二次障害につながる可能性が出てきます。
二次障害を予防するためには、できるだけ早く療育を始め、日常的に適切な関わりを続けることが非常に重要です。
療育施設に週一回通うだけで、ものの考え方や行動の仕方が変わるものではありません。家庭でも、朝起きてから夜寝るまで、生活のあらゆる場面で療育の支援を行うことが大切です。
1.問題行動(※1)に対処できるようになる
発達障害の子供たちには、強いこだわりがあって柔軟に行動できない、すぐにパニックを起こす、お友達とコミュニケーションが取れないなど、社会的に生活しにくいさまざまな個性があります。
これらの行動にスムーズに対処できるようになり、やがては問題行動そのものが減っていくと期待できるさまざまな支援をご紹介します。
※1 「問題行動」とは何か、について説明しています。こちらの記事もご覧ください。
2.お子さんが前向きなやる気を持てるようになる
人はさまざまなチャレンジを繰り返して成長していきます。その人の人生が明るく楽しいものであるかどうかは、このチャレンジの質にかかっていると言っても過言ではありません。
何かに挑戦しようと思える子供たちは、「やってみればきっとできる」という自信を持っています。
一方、発達障害の子供たちは、生活するだけで精一杯になっていて余裕がなかったり、「どうせできない」と自信を失っていたりして、挑戦する機会が少ないことが多いのです。
子供たちの人生を明るく前向きに導くための「やる気の育て方」をお伝えします。
3.療育の基本的な考え方がわかる
適切な療育を行うためには、愛情だけでなく、「知識」が必要です。
人間の脳の働きについての研究は日々進んでおり、症例ごとに有効な支援方法も数多く発表されています。
講座には、その中でも確実に効果が期待できる支援方法を中心に盛り込みました。
スムーズにご理解いただけるよう、できるだけ専門用語を使わず、わかりやすい例えを使って、かみくだいてご説明します。
効果的な療育方法には一定の原理原則があります。講座でお伝えしたいのはこの原理原則、療育の本質です。
療育の原理原則を掴めれば、最終的には保護者だけでお子さんにとってベストな療育を工夫することができるようになります。
わたしも、療育について全く何も知らない状態から、独学で勉強し、人生のあらゆる場面で療育の知見をあてはめて考え行動できるようになりました。
あなたもきっとできます!
4.その他
わたしは毎日文献を読み、得た知識を実際の療育支援に活用し、お子さんや保護者からのフィードバックを受けることで体験を深め、言語化し、「知識」を「知恵」に高めることを目指しています。
講座終了後も不定期にメルマガを配信し、わたしの体得した「知恵」を徹底的にシェアしていきます。
受講生からの感想・質問等にも随時お返事しています。全てのメールに個別で返信することはできませんが、いただいたメールには必ず目を通し、何らかの形でメルマガに反映させています。
メルマガを通じて、全員でお互いを高め合い、自分自身の「育つ力」を引き出し合いましょう!
理想的な療育支援とは、お子さんが持っている「育つ力」を最大限に引き出し、その子なりの姿で、その子自身の高みを目指すことだと考えています。それが三輪堂の目指す「じぶんの木を、育てよう。」のビジョンです。
三輪堂の療育は、定型発達児(=いわゆる健常児)になることを目指すものではありません。お子さんがもともと持っている「育つ力」を見つめ、その姿に沿って、できるだけ大きく、強く、明るく、美しく花を咲かせることを目指してサポートします。
お子さんの認知特性に合わせて、ご本人が生活しやすいように環境を整えていくことを心がけます。同時に、社会生活を楽しく送れるよう、無理なく少しずつ練習していきます。
最も理想的な指導者は、病院の医師でも、デイサービスの先生でも、心理療法士や作業療法士でもなく、一番長い時間をお子さんと一緒に過ごす、保護者自身であるべき、と考えています。お子さんの認知特性を知り、お子さんにとって毎日が楽しい成功体験の連続になるような支援を、ご一緒に考えてまいりましょう。
わたしは、この世の中全体がもっともっと寛大で、愛とエネルギーに満ちたところになってほしいと願っています。
価値観や生活習慣がこれだけ多様化した世界において、すべての人が暮らしやすい地域社会を創っていくことは簡単ではありません。が、あなたやあなたのお子さんが「今日も一日、楽しかったなあ」「明日も楽しみだなあ」と思いながらベッドに入り、翌朝を迎えることができれば、私たちはその一日分だけ、より良い社会に近づいています。
理想の社会とは、はるかかなたにあって追い求めるものではなく、わたしたちの今この瞬間の生活そのものです。
「自分の木を育てる」療育を通じて、お子さんの生活が安定し、たくさんの達成感を味わい、自信を身につけていくこと。
それを見守るあなた自身も、自分自身やご家族に対する明るい肯定感を育むこと。
そしてもちろんわたし自身も、毎日の仕事や生活を心から楽しむこと。
そんなふうに、一人ひとりが「自分の木」を見つめ、育てていくことで、明るいエネルギーを世界中に広げていければと思っています。
あなたやあなたのお子さんが、自分らしい花を、できるだけ大きく、強く、明るく咲かせること。それが、療育を通して実現したいわたしの祈りです。
自分自身の明るい高みを目指して、どうぞご一緒に進んでいきましょう。あなたとお子さんとご家族が、毎日を楽しく過ごせるよう、心から応援しています!
第1回 | 【こだわり】
・そもそもこだわりとは? ・こだわりは崩す?認める? ・こだわりの崩し方 |
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第2回 | 【パニック】
・パニックの後ろに隠れているもの ・パニックを減らすために ・パニックが起きてしまったら |
第3回 | 【人との関わり・集団生活】
・「お友達と遊ぶ」って実は難しいんです ・問題行動は、お子さんだけの問題ではありません ・先生との協力体制を |
第4回 | 【保護者支援】
・一人だけでがんばっている保護者がとても多いけれど ・保護者の笑顔がお子さんの元気の源 ・周囲を巻き込む力 |
第5回 | 【偏食】
・こだわりか、感覚過敏か ・偏食の直し方 ・何よりも楽しさを大切に |
第6回 | 【学習】
・国語や算数の勉強が意味するもの ・知識はものを考える土台になる ・学ぶ楽しさが成長につながる ・具体的な工夫例 |
第7回 | 【言葉・会話】
・言葉が出るために必要な能力 ・言葉の伸び ・会話の練習 |
第8回 | 【接し方】
・その言い方で本当に伝わっている? ・褒めたり、褒めたり、叱ったり、褒めたり ・何より大切なのは「自尊感情」 |
第9回 | 【空間認知】
・字を書くのも、お片づけも、不器用さも ・遊びながら空間認知の力を伸ばす ・生活しやすい工夫 |
第10回 | 【身辺自立】
・できることから少しずつ ・「決める」練習 ・任せてみる勇気 |
第11回 | 【就労】
・小さな頃から準備しておいた方が良いこと ・個性をスキルに育てる ・自分に合う働き方を作り出す |
第12回 | 【未来へ】
・誰もがそのままでいい ・将来への不安を軽くする2つのコツ ・「楽しい療育」の力 |
※1回のメール講座を1~3回に分けて配信します。
※講座内容は予告なく変更する可能性があります。
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