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誰にもわかってもらえない

目次

912-1 わたしは雑談が苦手です

先日、保育園時代のママ友との食事会がありました。

そのとき、おもちゃのメガネの話になりました。

光の反射を利用して、普通なら見えない角度のものが見えるようになっているらしいです。

なんでそんなふうに見えるの?と聞かれたので、たぶんこうなってるんじゃない?と、仕組みを想像して何気なく説明したら、一瞬その場がシーンとなりました。

で、親分格のママさんが「頭のいい人の説明って、頭のいい人にしかわからないのよね!」と笑って取りなしてくれました。

それを聞いて、(ああ、またやってしまった)と思ったのです。


わたしは、いわゆる「雑談」「会話」というやつが苦手です。

小さい頃から、自分が何か言うと、「頭のいい子は違うね」「頭のいい人の話は難しい」「頭のいい人の話は頭のいい人にしか笑えない」みたいなことをずっと言われてきました。

同年代の友人たちはもとより、大人にもそんなことを言われました。

それが自分にとっては根深いコンプレックスになっています。

念のため、自分は頭がいいんだぜ~とか言いたいわけでは全くないです。

なぜ自分の話が誰にもわかってもらえないのか、全くわからなくて、本当につらかったのでした。

912-2 誰にもわかってもらえない

大人になるにつれて、実際問題として話の合う相手・合わない相手はある、ということはわかってきました。

話が通じない一番の理由は自分の話し方が下手だからですし、自分の言いたいことをわかってもらう努力をせずに諦めた自分が悪いのですが、

ともあれわたしは、基本的に黙っていることを選択するようになりました。


いつも黙っていると、そのうち、みんながわたしにいろいろなことを話してくれるようになりました。

最初は、こちらが余計なことを言わないから話しやすいんだろうな、と思うだけでした。

でもだんだん、実はみんな本当は

自分の話を誰にもわかってもらえない

と感じているんじゃないかな?と思うようになりました。

912-3 ただ黙って聞くだけで

人は言葉を使って話すしかありません。

だからこそ便利でもあるし、不便でもあります。

わたしは言葉の力を信頼しています。

だからこそ、言葉が掬いきれないものがたくさんあることを嫌というほどわかっています。

だからわたしは、人の話を黙って聞いています。

相手の言葉の奥にあるものをただ聞いています。

もしあなたが、自分の話を誰にもわかってもらえないと感じているなら、どうぞ三輪堂にアクセスしてください。

あなたの話をわかってあげます、なんて言うつもりは毛頭ありません。

わたしは黙ってあなたの言葉の奥にあるものをただ聞きます。

たぶん、それだけで、あなたの心と身体は自然に流れ出します。

人という生き物にとっては、それだけで十分なんだろうと思っています。



本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

自分の身体からの答えを知りたい方へ

あなたの現在地から過去を振り返り、あなたの得たい成果から、進むべき道をそっとご提案します。
過去から現在を見るのではなく、未来から現在と過去を見る。
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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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