紙で隠れた手が見えずにハサミで切ってしまう
右利きの人の場合、右手でハサミを持ち、左手で紙を持ちます。
すると左手の一部は紙の後ろに隠れて、正面からは見えなくなりますね。
この時、身体感覚がうまく育っていないお子さんや、ハサミの扱いに慣れていないお子さんは、紙で隠れた左手を正しく意識することができず、ハサミで左手を切ってしまうことがあります。
具体的な練習法
左手を意識しながらハサミを使うために、クリアファイルを使ってみましょう。
- クリアファイルを切って1枚のペラペラのシート状にします。
- 太くて黒い油性ペンで、切らせたい線を描きます。
- 必要な場合は、左手を置くべき位置に印をつけてあげましょう。
- 右手のハサミを動かして、2の線を切っていきます。
ちょっとした工夫で楽しく練習!
クリアファイルを透かして左手が見えるので、気づかずにハサミが当たるということはほぼなくなります。
右手の操作がうまくいかずにハサミが左手に向かってしまうという可能性はあり得るので、手先の不器用さが目立つお子さんが作業する時は、よく見守ってあげてくださいね。
使うものは、薄くて切りやすい透明のものであれば何でもよいのですが、クリアファイルが一番入手しやすく手頃かと思います。
ものによっては、分厚かったり、ペラペラすぎたりして、切りにくいこともあるので、お子さんにとって切りやすいものを探してみてください(^ ^)
ご参考になれば幸いです。
それでは、また!
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