515-1 ▼ 多くのご家庭のありようから見えてきたもの
三輪堂は「つながり」を取り戻し、深めていただくために活動しています。 
三輪堂がご相談をうかがってきたご家庭は大きく2グループに分けることができました。 
療育がうまくいく(=課題が起こらないわけではないが、進化発展していく)ご家庭と、 
療育が停滞する(=次々と同じような課題が起こって堂々めぐりになる)ご家庭です。 
もちろん、停滞することも悪いわけではなく、間違いなく必要な体験です。 
そういうときは、先を焦るのではなく、いま起きている課題をしっかりクリアしてから次に進むのが大切だと思っています。 
この両グループの差は【つながりの度合い】にあるのではないか、と解釈しています。 
515-2 ▼ 一番大元のつながりを豊かに
「つながり」とは、 
親御さんご自身の心と身体のつながり。 
親御さんとお子さんのつながり。 
家庭内の人間同士のつながり。 
ご家庭と地域社会とのつながり。 
などなど、自他の「間」に存在するすべてのものを指します。 
人はさまざまなレベルの「つながり」の中に生きていて、どこかのつながりがうまくいっていないと、その影響はそこから先のすべてに及ぶようです。 
それならば、一番大元にある、その方ご自身の心身の「つながり」を豊かにしていくことが、その方の療育、育児、仕事、家庭生活、人間関係、すなわち人生すべてを、より豊かにしていくことにつながるでしょう。
515-3 ▼ つながりを深める一つの方法
自分の心身のつながりを取り戻し、豊かにしていくためには、さまざまな方法があります。 
そのうちの一つは、自分の「できなさ」「ダメなところ」「弱さ」を否定しないということです。 
自分のネガティブなところと真正面から向き合うことは誰にとっても試練となり得る体験です。 
特に発達の途上にあるお子さんや、苦手意識の強いお子さんにとっては、自分の苦手さに安心して向き合える環境を整えてあげることがととても大切です。 
明日はそのあたりについてもう少し書いてみますね。 
本日は以上です。 
それでは、また。 
いつもあなたに明るい風が吹きますように。



 
	 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			