こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、201通目です。

201-1 ▼ 言葉は大事だけれど

言葉はとても大事なものですね。
わたしたちはいつも、言葉でやりとりし、言葉で意思疎通を図っています。

言葉にすることで初めて見えてくるもの、言葉にしないと伝わらないものがたくさんあって、見えないものを見えるようにするために、言葉はとても効果的なよりどころとなります。

気持ちを伝えるために積極的に言葉にすることが推奨されたりとか、人前で話すのが上手だと仕事ができると思われたりとか、言葉を使いこなせることが評価される社会的な場面も多いですね。

その一方で、わたしたち言葉に不自由のない大人は、”言葉に頼り過ぎている” と感じる時があります。

201-2 ▼ 子供たちが教えてくれること

特にそう感じるのは、小さな子供たちに対する時です。

子供さんに接することのある方ならば実感があるかもしれませんが、ひとたび子供たちの理解を超えた言葉を並べてしまうと、途端に子供たちは興味を失い、目がさまよい始め、手遊びが始まります。

自閉傾向が重いお子さんや言葉の理解力に弱さがあるお子さんなどは、言葉によって逆に苛立ったりパニックになったりすることもあります。言葉を必要最小限に絞ったほうが指示が伝わりやすいこともしばしばあります。

おとなしく話を聞いてくれているように見えて、相手の話が終わったと思った瞬間に自分の話をバーッと始める子もいます。
それまで伝えていた大人の話とは全く関係のない話題なので、大人は(この子は何を聞いていたのだろう)とガッカリしたり怒り出したりしてしまうのですが、それもそのはず、その子は「何も聞いていなかった」のです。ただ、相手の口から出る音が止まるのを待っていただけ、という状況のほうが近いでしょう。

大人が言葉に寄りかかりすぎた時、子供はすぐに態度でそれを教えてくれます。
大人は言葉に乗せた意味を伝えようとしているけれども、子供にはそうは受け取られていない場合がある、ということを忘れてはいけないなと思います。

201-3 ▼ 伝わっているのは言葉の「意味」だけではない

それは大人同士でも同じこと。

お互いに言葉の理解に問題がない相手同士なら、言葉で伝え合うのはもちろんとても大切なことです。「ありがとう」「おかげさまで」「失礼しました」などと一言あるだけで、お互いに気持ちが良かったり、無用の波風が減ったりしますよね。

でも、こちらが言葉で伝えたかったことが、本当にその通りに相手に伝わっているのか?ということは、常に半分は疑ってかかるほうが良いと思います。
言葉以外の何か(表情、目線、声音、態度、しぐさ・・・etc.)のほうが、より多くの情報を伝えていることもあります。
こちらは言葉で「意味」を伝えているつもりでいて、その「意味」は全く受け取られず、それ以外の何かのほうが伝わっていることもあります。

言葉の意味だけに頼らず、言葉を過信せず、自分が全身で発信している情報にももう少し敏感になってあげると、あなたの周囲の世界がまた少し変わって見えてくるかなあと思います。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。