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座っていられるために、身体づくりとその先の支援

目次

319-1 ▼ 座る前に身体づくり

今日は「座ること」について書いてみます。

毎年、新学期が始まると、離席、立ち歩き、室外に出る、等のお困りごとが出てきます。
まとめると「座っていられない」ということですね。

三輪堂でも、就学に向けて準備しておいたほうが良いことを相談いただいた際には、「座る練習」を挙げることがあるくらい(お子さんの状況によって優先度は変化しますが)、座ること、座り続けておくこと、は学校という社会の中で大切にされています。

座り続けておくこと。
動物としてはやや不自然なこの状態を、人は社会生活の中でかなりの頻度で求められます。

幼稚園では座って先生のお話を聞き、学校生活では何時間も座り続け、社会人になってからも座り仕事は少なくない比重で存在しますね。

着席し続けているためには、まずは座っていられるための身体づくりが必要です。
身体の準備ができていない子に、ただ座っていろと言っても座っていられるものではありません。

「座る前に身体づくり」

これを気に留めておいていただきたいなと思います。

319-2 ▼ 座っている練習

幼稚園児が座っていられなくても大人は寛大に見守るのに、小学生、中学生と学齢が上がっていくだけで厳しい目で見られるようになります。。

反抗心で意図的に立ち歩くといった場合はまたちょっと違いますが、身体の準備ができていないお子さんの場合、身体の要求に素直に応えているだけなのに叱責の対象になるのは気の毒ですね。。

このような場合はぜひ、座っている練習をすることをお勧めします。


一つは、座っている最中も身体に刺激を与えてあげることです。

体幹トレーニングに使われる「エクササイズクッション」とか「バランスクッション」とか呼ばれるものを椅子の座面に置いてあげるのが一つの手です。
座面が不安定になるので自然と身体が動き、ほどよい刺激が届きます。

また、座り作業だけが続かないよう、立って身体を動かす活動と交互に行うこともお勧めです。

319-3 ▼ 座る時間を長くするには

ある程度座っていられるようになったら、次は座る時間を長くしていきます。

そのためには、ご本人にとって興味関心のある面白い作業を提示して、自然と集中してしまうような時間を作ってあげるのが良いでしょう。

集中できる作業は、ご本人が好きなことなら何でもいいのですが(^ ^)、 明日以降は、座ってできる&思わず夢中になってしまうような作業や活動をいくつかご紹介しますね。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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