275-1 ▼ 自分に必要な情報を受け取る力がある
今日は、瀧本のメンターであるくらげ師匠の講座に参加してきました。
身体の原理原則に対する認識を仲間とともに深めていく機会となりました。
講座では、参加者が一人ずつ感想をシェアしていく機会が何度かあるのですが、同じ講座を受けても、一人ひとり感想が全く違うことにいつも驚かされます。
講座で伝えられるたくさんの情報の中から、どこにフォーカスが合うか、どこを吸収するかも全く違います。
つくづく、人はそれぞれ自分のタイミングで必要な情報をキャッチするのだなあと改めて感動しました。
わたしたちは、自分にとって必要な情報を受け取る力をもっと信頼していいんだなあと思います。
275-2 ▼ その人がそう感じているという事実を尊重する
発達障害の方は少数派の感覚を持っていることが多く、音・光・匂い等の五感に関わる過敏さや苦手さをなかなかわかってもらえないことがありますね。
たとえば以前、「電子が見えてうるさい」から蛍光灯が嫌いだ、というお子さんのお話を伺ったことがあります。
この方に対して、電子なんか人の目に見えるはずはないですよ、あなたの気のせいですよ、と言ってしまうのは簡単です。
でも、本当に電子が見えているのかどうかは別として、その方がそう感じているという事実は変わりません。
そのお子さんのご家庭では、ご本人のいわゆる「電子」を見えなくするために、蛍光灯の周囲に不織布をテントのように張っておられました。
ご本人がキャッチしている情報を尊重した、うまい解決策だと思います。
275-3 ▼ 一人ひとりが違う情報をキャッチしながら生きている
定型発達の方同士は、なんとなくお互いに共通の感覚の認識を持っているような気がしていますが、自分と誰かが同じ感覚を味わっているなんてことはあり得ません。
自分は自分の、誰かはその誰かの、それぞれの感覚を味わっているのです。
身体の原理原則を知ると、一人ひとりの違いが当たり前だと思えてくるし、それぞれが素晴らしいと思えてきます。
「あの人はなんであんなにひどいことを言うんだろう」
「あの人はどうしてああなんだろう」
といった不満も起こらなくなります。
みんな違うのが当然だから、不満の起こる余地がなくなってくるのですね。
一人ひとりが違う身体を持っていて、一人ひとりが違う情報をキャッチしながら生きている。
そのことをみんなが腹の底から納得すれば、もっと寛大で自由な世の中になるんじゃないかなあ、と思ったことでした。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。