うちの近所のスーパーには自転車置き場がありません。
みんななんとなく、その店の前の歩道に停めていました。
歩道の半分くらいまで自転車がはみ出ているので、歩きにくいと思う人もいるだろうなあと思っていたら、やっぱり。
先日、「ここに自転車を停めないようにお願いいたします」という張り紙と、赤いコーンが登場しました。
誰かがクレームをいれたんでしょうね。。。
で、その張り紙とコーンが出てどうなったかというと、
何も変わっていません。
コーンの合間を縫って、相変わらず、自転車は停められ続けています。
なんでかというと、答えは実に簡単です。
スーパーが代わりの駐輪場を用意しないからです。
そこに自転車を停めている人たちは、好きでそこに停めているわけではないでしょう。
張り紙とコーンに気づけば、当然、そこに停めることに多少の罪悪感を持つはず。
でも、他に停めるところがないので、仕方なく停めているのです。
これはスーパーにとっては最悪のやり口と言わざるを得ませんね。
張り紙を出すことで、クレームをつけた人への責任を果たしたつもりかもしれませんが、実際には自転車が減らないので歩行者への迷惑は変わらないし、自転車を停めている人たちには罪悪感というネガティブな気持ちを持たせています。こういうネガティブな気持ちは伝染します。なんとなく行きづらい、なんとなく嫌な気持ち、という空気感がつのれば、いつか形になってスーパーに悪影響が出るはずです。
このスーパーは、駐車場の一部を整備して駐輪場にするなど、なんらかの手段を取るべきです。この厳しいご時勢に、そんなことをしている余裕なんてないとスーパー側は思うかもしれませんが、まわりまわって一番のメリットが返ってくるベストな方策を考えると、これしかないですよね。
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これについては、療育でもまったく同じことが言えます。
行動を変えるための指導をする際は、必ず代替行動を提案しましょう。
(たとえば授業中に立ち歩く子には、歩かずに先生に声をかけるように指導するなど)
また、その行動をとらせている大本の理由がわかれば、その理由に目をかけてあげることも必要です。
(たとえば勉強がわからないせいで授業中に立ち歩くなら、課題の内容や勉強の仕方を変えるなど)
療育でも、仕事でも、人づきあいでも、うまくいくためのほんのちょっとしたコツがあるものですよね。
育児をされている方は、お子さんとの関わり合いを通して、そのコツをたくさんつかんでおられると思います。
私はこんなコツをつかんでいます、という成功体験をお持ちの方、よかったらぜひ共有していただけませんか?(^ ^)