発達に偏りのあるお子さんは、学習でつまずくことも多くあります。

 

文字がゆがんで見えるので読みにくい、
視線を集中しづらいので行を追うことが難しい、
すぐに気が散るので学習内容に集中できない、
手先が不器用でノートを取れない、
筋力が弱いのでまっすぐ座っていられないなど、

 

もともとの個性が、
一定時間、机に向かって集中することを要求される、学習というスタイルに
まったく向いていないからです。

 

学校生活では、勉強ができる・できないということは、
子供たちがお互いを評価する指針としてとてもとても大きなものです。
「自分は勉強ができない」と思い込んでしまうと
自己肯定感が極端に下がってしまいかねないので、
家庭での学習習慣をしっかり身につけることをお勧めしています。

 

そこでしばしば問題になるのが、
「集中力が続かない」
ということ。

 

今回は、集中力が続かない時の改善方法をいくつかご提案します。

 

■ 何が原因で集中が続かないのか、お子さんの気持ちに寄り添って考えてみましょう

課題が難しくてわからない・簡単すぎてつまらないなど、学習内容に原因がある場合は、
ヒントを与える・ゲーム形式にしてテンポよく取り組むなど
ご本人が学習に楽しく向き合えるような支援を行いましょう。

 

 

■周囲が気になってしまう場合は

窓の外を電車が通るのが気になるなど、外部要因に影響されている場合は、
カーテンを閉める・机の位置を変えるなど、気が散りにくいようにしてあげましょう。
机の周りをパーテーションで囲んであげるのもお勧めです。

 

 

■いつ集中が切れるか探ってみましょう

いつも5分くらいで集中が切れるなど、決まったタイミングが見える時は、
集中が切れる少し前、3~4分目くらいで
「今日は頑張ってお話を聞けて偉いね」などと褒めてあげましょう。

集中が切れてから叱って注目させるのではなく、
集中が切れる前に褒めて注意力を取り戻すということがポイントです。
こうすることで、前向きな成功体験を蓄積することができます。

 

 

毎日15~20分くらいずつ、机に向かって、
未就学のお子さんには、絵本を読む、パズルや迷路で遊ぶ、絵カードで単語を覚えるなどの作業を。
就学後のお子さんには、学校の授業の復習などを。
お子さんの興味関心に合わせた無理のない学習経験を蓄積していきましょう。

 

きちんとできたら、しっかり褒めてあげてくださいね。

楽しみながら学習に取り組む経験を積み上げていくことで、
少しずつ集中力も改善されていくと期待できます。