自分が何をやりたいのか、どうなりたいのかを追いかけることは、身体の本来の才能を発揮して生きるために、とても大切な指針になります。
ところで、注意したいのは、願望が自己否定につながっている場合。
「痩せて綺麗になりたい」
「お金を稼ぎたい」
「偉くなりたい」
こんな思いの裏には、「現在の自分はダメだ」という前提が隠れていることがあります。
たとえばこんなふうに↓
(太っていてモテないから)痩せて綺麗になりたい
(世間を見返してやるために)お金を稼ぎたい
(自分に自信をつけるために)偉くなりたい
どんな願いも大切な現在地ですから、自己否定からスタートするのも全然OK!
なんですが、それだけだと、いくら願いを叶えても満たされないんです。
身体の原理原則が考える本当の願望実現とは、
1.現在地の認識(=ありのままの自分を受け止める)
2.目的地の設定(=どうなりたいかを素直に決める)
3.行動(=身体がいま動きたいペース・リズムで進む)
この繰り返しで達成されるもの。
自己否定を前提とする願望実現が結局どこか “ピンと来ない” のは、「1.現在地の認識」がズレているからです。
自分を何とかしたくて努力するのも、大切な経験です。
そうやって願望実現のために努力しながら、いつかどこかの段階で、そのままの自分のありようを大切に思えるようになったらいいなあと願っています。
太っていようと痩せていようと、お金があろうとなかろうと、わたしたちは素敵なんですから(^ ^)v