我が家の息子くんは3歳の後半からワガママが激しくなり、何かにつけて自己主張をしては、激しいかんしゃくを起こします。

私もついつい感情的に対応したり、頭ごなしに叱りつけたりしていたのですが、それでは相手も反発するだけで、何の効果もありません。

 

そこで、療育の手法を応用して、こんな対応を試してみました。

今のところかなりうまくいっていて、かんしゃくが静まるまでの時間が少しずつ短くなっています。

 

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1.「気持ちの切り替え」というキーワードを決める。

2.かんしゃくを起こしたら、「気持ちの切り替え」と声をかける。

3.静かな場所に連れていって一人にする。

4.落ち着いた頃に「気持ちの切り替えできたね」と声をかけて褒める。

5.本人の感情を言葉で整理して、より良い対応方法を伝える。

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もう少し詳しくご説明していきます。

 

1.キーワード

今回は親が勝手に決めましたが、可能ならお子さんご自身に決めていただくとなお良いでしょう。

わかりやすく、口にしやすい言葉がお勧めです。「気持ちの切り替え」はちょっと言いづらいかなと思います(自分で決めておいてナンですが ^^;)。「スイッチ、ポン!」とか、「変身!」とか、お子さんが言いやすい言葉をご一緒に探してみてください。

 

 

2.キーワードの声かけ

1でキーワードを決めても、初めのうちは、そのキーワードには何の力もありません。気持ちを切り替える場面とキーワードを結びつけて働きかけていくことで、初めてキーワードの意味が理解できてきます。

そのうち、お子さんがこのキーワードを自分から口にするようになります。さらに練習が進むと、このキーワードを口にすることで、気持ちを落ち着かせられるようにもなります。

 

★息子の場合は、妹がかんしゃくを起こしていると「気持ちの切り替え!」と声をかけたり、母の声かけに反発して「気持ちの切り替えしない!」と叫んだり(苦笑)と、良くも悪くもキーワードを活用し始めています。自分でかんしゃくをコントロールできるようになるのは、年齢的にももう少し先のことでしょう。

 

 

3.静かな場所

どんな場所を落ち着くと感じるかは人によって違うので、ご家庭の中でお子さんが一番落ち着ける場所を見つけてみてください。私が伺った例では、自分の部屋、お父様の書斎の机の下、段ボールで作った隠れ家の中、押入れの中、カーテンの陰、などがありました。

 

★息子の場合は、廊下です。うちは狭くて、いつも基本的にリビングルームだけで生活しているので、廊下に出て扉を閉めるだけでそれなりに閉鎖的な空間になってしまうのです(^ ^;)

もともと息子自身が、スネると自分から廊下に出てうずくまっていたので、本人にとってもなんとなく廊下が落ち着けるのだろうと思っています。

 

 

4.落ち着いた頃に褒める

落ち着くまでにかかる時間や、落ち着いた頃に見せるそぶりは、人によってさまざまです。中には1時間も2時間も根気よく泣き続ける、エネルギーのあるお子さんもいらっしゃるでしょう。泣いている時に声をかけるとますます反発するお子さんもいらっしゃいますし、何かきっかけを与えてあげないと泣き止めないお子さんもいらっしゃいます。ご家庭で試行錯誤しながら、お子さんの調子を掴んであげてください。

落ち着いたと判断したら、かんしゃくを起こしたことは一切責めず、ただ「落ち着いたこと」を褒めてあげてください。保護者の方も、泣き声を聞き続けて神経がピリピリしていたり、お子さんのかんしゃくに腹が立ったりしていると思いますが、そこはぜひグッとこらえてあげてくださいね。

 

★息子の場合は、泣き声のトーンが変わってきた頃が目印です。なんとなく声が弱くなってきて、甘えたような響きに変わってきたら、「気持ちの切り替えできた?」とさりげなく声をかけます。するとまたワーッと泣き出しますが、これは甘え泣きです。かんしゃくの泣き叫びとは全く意味が違うので、私はこの時点で息子を抱き上げて「気持ちの切り替えできて偉かったね」と褒めています。

 

 

5.感情を整理し、より良い対応方法を伝える

かんしゃくを起こす原因となった出来事があると思います。それを言葉で整理してあげましょう。

「○○が嫌だったんだね」「嫌いな○○を、よく頑張ったね」 など、、、

この働きかけによって、お子さんは自分が感じている不愉快な気持ちがなぜ現れたか、少しずつ整理できるようになります。「○○が苦手だ」と自分で意識できるようになると、その○○に向き合う時に心構えができてきたり、自分を客観的に見られるようになったりするので、気持ちのコントロールに役立ちます。

 

また、かんしゃくを起こす代わりにどんな行動を取れば良いかを伝えます。

「お母さんに『手伝って』と言おうね」「SOSカードを出してね」 など、、、

大人の側も、お子さんが「手伝って」と訴えてくれた時には、「ちょっと待ってて」などと返さずに、できるだけすぐに対応してあげましょう。お子さんに自分の行動のメリットを感じてもらうのが第一歩です。

かんしゃくを起こさずに代わりの行動を取れるようになるには、とっさに自分の情動をコントロールできる必要があります。普段は理解していることでも、気持ちがカーッとなると全くその通りに行動できなくなるお子さんもいらっしゃいます。その場合は、かんしゃくの場面だけでなく、生活のさまざまな場面で、さまざまな練習を行っていく必要があるでしょう。情動のコントロールについては、またページを改めて書いてみたいと思います。

 

★息子の場合は、この部分の練習はまだまだです。理不尽なかんしゃくが多いので、代替行動の提案が難しい・・・(^ ^;)

大きい声を出さないで、ママに「一緒に遊んで」って言おうね。一緒に遊んだら気持ちを切り替えられるよ。などと説明してみているのですが、ちょっと理屈が難しいだろうなあと自分でも思います orz。。 実際に一緒に遊んで、気持ちを切り替える体験をたくさんさせるのが一番かな、などと思っています。

 

 

 

以上です。ご参考になれば幸いです。(^ ^)