療育においては、保護者の心得として、○○したほうが良い、○○しないほうが良い、という言い方がよくされます。

 

 

たとえば、「どうしてアンタはいつもそうなの!」という叱り方は、わりとよく聞かれる表現ですよね。(お母さんにこんなふうに怒られたという経験がおありの方もいらっしゃるのではないでしょうか (^ ^;) )

ところがこの表現は、言葉を厳密に受け取る特徴のあるお子さんに対しては、単なる質問として聞こえ、叱責や注意の言葉とは受け取られないことがあります。

ですから、きちんと指導をしたい場合は、「○○せず、□□しなさい」と声かけをする必要があるわけです。

その点を理解されている保護者は、ご自分の言葉づかいにいつも気を使っておられます。

 

 

ただ、どうしても腹が立った時など、とっさに、言ってはいけないとわかっている言い方でお子さんを叱ってしまうこともあると思います。

そのことで悩まれる保護者が多いのですが、瞬間的に言葉が出てしまったなら、それ以上気にする必要はないと考えています。

保護者の精神衛生上、言いたいことを我慢し続けるのはよくありませんし、お子さんにとっても、家庭内のストレスを減らしすぎるのはよくありません。家庭内の環境が居心地良く整いすぎると、外の世界の高いストレスに対応しづらくなる可能性があります。

 

 

「どうしてアンタはいつもそうなの!」のあと、保護者のうっぷんを晴らすような形でクドクドと叱り続けるのは避けていただきたいですが、一呼吸おいてご自身のお気持ちを落ち着かせてから、冷静な態度で「○○はよくないのでやめてね。かわりに□□してね」と教えてあげていただければと思います。

 

 

何もかも完璧にできることを目指すのではなく、失敗しても上手に軌道修正しながら過ごしていくのが良いと思います。

何かあってもお一人で悩まれず、身近な方に相談されるなどして、ご自分のお気持ちにゆとりを持たせてあげてくださいね。

三輪堂でもご相談を承っておりますので、どうぞご活用ください。